2.1.2.2 Oracle Exadata Database Machineエイス・ラックのデータベース・サーバー・コアのアクティブ化

次の手順では、データベース・サーバー・コアをアクティブ化する方法について説明します。

ノート:

この手順は次に対して適用されます。

  • 無効化された元のデータベース・サーバーのCPUコア

  • 承認されたCPUアップグレード・キットの一部である追加のCPUコア

データベース・サーバーを追加することでデータベース・サーバーのハードウェア・リソースを拡張する場合、次の操作は必要ありません。

  1. 最初のデータベース・サーバーにrootユーザーとしてログインします。

  2. データベース・サーバー・グループで、次のdcliユーティリティ・コマンドを使用して、すべてのデータベース・サーバー・コアをアクティブにします。

    # dcli -g db_group -l root  'dbmcli  -e    \
    ALTER DBSERVER pendingCoreCount = number_of_cores'
    

    前述のコマンドで、number_of_coresは、アクティブ化するコアの合計数です。この値には、既存のコア数とアクティブ化する追加のコア数が含まれます。次のコマンドは、Oracle Exadata Database Machine X5-2エイス・ラックのすべてのコアをアクティブ化します。

    # dcli -g db_group -l root 'dbmcli -e ALTER DBSERVER pendingCoreCount = 36'
    

    各サーバー・モデルでサポートされるコア数の詳細は、Oracle Exadata Database Machineのキャパシティ・オンデマンドの制限に関する項を参照してください

  3. 各データベース・サーバーを再起動します。

    ノート:

    Oracle DatabaseOracle Grid Infrastructureがアクティブな状態でローリング方式でこの手順を実行する場合は、データベース・サーバーを再起動する前に次の点を確認してください。

    • すべてのOracle ASMグリッド・ディスクがオンラインになっていること。

    • アクティブなOracle ASMリバランス操作がないこと。リバランス操作のステータスを確認するには、V$ASM_OPERATIONビューに問い合せます。

    • Oracle DatabaseOracle Grid Infrastructureを適切な方法で停止し、必要であればサービスをフェイルオーバーすること

  4. 再起動が完了して次のサーバーに進む前に、データベース・サーバーで次の点を確認します。

    • Oracle DatabaseOracle Grid Infrastructureサービスがアクティブであること。

      『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』インスタンスが実行中であることを確認するためのSRVCTLの使用に関する項およびcrsctl status resource –w "TARGET = ONLINE" —tコマンドを参照してください。

    • アクティブ・コア数が正しいこと。dbmcli -e list dbserver attributes coreCountコマンドを使用して、コア数を確認します。