2.2.5 ストレージ・サーバーの配線
新しいストレージ・サーバーを設置したら、既存の機器に接続する必要があります。
次の手順は、ラックの新しい機器を配線する方法を示しています。
ノート:
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ラックの既存のケーブル接続は変更されません。
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青色のケーブルをOracle Database Serverに接続し、黒色のケーブルをExadata Storage Serverに接続します。これらのネットワーク・ケーブルは、NET0イーサネット・インタフェース・ポートに使用されます。
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一度に1つのサーバーのCMAおよび背面パネルに管理ケーブルを接続および配線します。一度に複数のサーバーをスライドしないでください。
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ラックの下から上に順次作業してください。
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3本のCAT5eケーブルまたは2本のTwinAxケーブルを配線する場合は、長めのフックとループ・ストラップが必要です。
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CMAをサーバーに取り付けます。
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フック・アンド・ループ・ストラップを通して、各ケーブルをそれぞれのポートに挿入し、次の順番でCMAにケーブルを配線します。
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電源
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イーサネット
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RDMAネットワーク・ファブリック
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CMAを通してケーブルを配線し、CMAの内側と外側の両方のカーブで、フック・アンド・ループ・ストラップを使用して固定します。
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クロスバー・カバーを閉じて、ケーブルを真っ直ぐに固定します。
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各サーバーのスライド・レールおよびCMAの動作を確認します。
ノート:
1人がラックへのサーバーの出入れを行い、もう1人がケーブルやCMAに目を配るというように、このステップは2人で行うことをお薦めします。
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スライド・レールがストップに達するまで、ラックからサーバーをゆっくりと引き出します。
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バインドまたはねじれがないか、接続されたケーブルを検査します。
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CMAがスライド・レールから一杯まで伸びることを確認します。
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サーバーをラック内に戻します。
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2対のスライド・レール・ストップを解放します。
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各スライド・レールの内側(サーバーの背面パネルのすぐ後ろ)にあるレバーを探します。「PUSH」というラベルが付いています。
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おおよそ46cm (18インチ)で止まるまで、両方のレバーを同時に押し、サーバーをラックに向かってスライドさせます。
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ケーブルおよびCMAが絡まらずに格納されることを確認します。
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各取付け金具の前面近くにあるスライド・レール開放ボタンを探します。
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両方のスライド・レール開放ボタンを同時に押して、両方のスライド・レールがかみ合うまでサーバーを完全にラック内にスライドさせます。
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ケーブルをまとめてストラップで固定します。8個以下のバンドルのRDMAネットワーク・ファブリック・ケーブルを使用することをお薦めします。
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各サーバーを引き出し、完全に元に戻して、ケーブルが絡まったり引っかかったりしていないことを確認します。
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すべてのサーバーにこの手順を繰り返します。
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電力ケーブルを配電ユニット(PDU)に接続します。電力ケーブルを接続する前に、ブレーカ・スイッチがOFFになっていることを確認します。まだ、施設のソケットに電力ケーブルを接続しないでください。
親トピック: エラスティック構成の拡張