3.2.1 OEDAを使用したサーバーの構成

Oracle Exadataにサーバーを追加する場合は、OEDAを使用できます。

ノート:

Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用してサーバーを構成するには、新しいサーバー情報をOEDAに入力し、構成ファイルを生成する必要があります。
  1. My Oracle Supportノート888828.1に記載されている最新リリースのOEDAをダウンロードします。
  2. OEDAに新しいサーバー情報を入力します。

    既存のラックの情報は含めないでください。

    ノート:

    • Oracle Exadata X4-2より前の、データベース・サーバーが収容されている既存のラックを拡張する場合は、新しいデータベース・サーバーがアクティブ-パッシブによる結合インタフェースで構成されるように、InfiniBandネットワーク・ファブリックのアクティブ・ボンディング・オプションの選択を解除してください。

    • アクティブ-アクティブ・ボンディングで既存のOracle Exadata X4-2以降のシステムを拡張する場合、アクティブ・ボンディング・オプションを選択して、アクティブ-アクティブ・ボンディングに新しいデータベース・サーバーを構成します。

  3. OEDAを使用して、構成ファイルを生成します。
  4. 次のようにサーバーを準備して、新しいサーバーの最初のデータベース・サーバーから開始します。
    1. サーバーの準備の説明に従って、サーバーを構成します。

      ノート:

      OEDAでは、Oracle Exadata Storage Serverのパフォーマンス・レベルをチェックするため、CellCLI CALIBRATEコマンドを同時に使用してチェックする必要はありません。
    2. CellCLIを使用したセル、セル・ディスクおよびグリッド・ディスクの構成の説明に従って、セル・ディスクおよびグリッド・ディスクを作成します。
    3. フラッシュ・キャッシュおよびフラッシュ・グリッド・ディスクの作成の説明に従って、フラッシュ・キャッシュおよびフラッシュ・ログを作成します。

      ノート:

      フラッシュ・キャッシュを作成する場合、ライトバック・フラッシュ・キャッシュを有効にします。
  5. RDMAネットワーク・ファブリックおよび結合クライアント・イーサネット・インタフェースの名前が、新しいデータベース・サーバーと既存のデータベース・サーバーで同じであることを確認します。
  6. BOND0など、以前の形式と同じ結合名を新しいデータベース・サーバーに使用する場合は、/opt/oracle.cellos/cell.confファイルを更新して、正しい結合名を反映します。

    ノート:

    既存のサーバーでBONDIB0などの最新の結合インタフェース名が使用されている場合、このステップはスキップできます。
  7. OEDAを最初の新しいデータベース・サーバーにインストールします。

    関連項目:

    OEDAの詳細は、My Oracle Supportノート888828.1を参照してください。
  8. 構成ファイルを、新しいサーバーの最初のデータベース・サーバーの/opt/oracle.SupportTools/onecommandディレクトリにコピーします。
    これは、ステップ2で完了した情報です。
  9. OEDACreate Grid Disksステップまでは実行し、そのステップは実行しないで、Configure AlertingおよびSetup ASR Alerting構成ステップを実行します。

    ノート:

    • OEDAValidate Configuration Fileステップでは、ファイルpXX.zipがないというエラー・メッセージが表示される場合があります。ファイルはこの手順には使用されないため、これは予想される動作です。エラー・メッセージは無視してかまいません。
    • キャパシティ・オンデマンドを使用する場合、OEDASetup Capacity-on-Demandステップがあります。このステップは、setupResourceControlコマンドを使用してコアを正しく設定します。
  10. CellCLIを使用したセル、セル・ディスクおよびグリッド・ディスクの構成の説明に従って、ストレージ・サーバー、セル・ディスクおよびグリッド・ディスクを構成します。

    ノート:

    現在の構成情報の取得の説明に従い、既存のシステムから収集したデータを使用して、グリッド・ディスクの名前およびサイズを確認します。
  11. InfiniBandネットワーク・ファブリックがあるシステムでのみ、各データベース・サーバーで/opt/oracle.SupportTools/reclaimdisks.sh -free -reclaimを実行します。

    このコマンドは、選択されていないデプロイメント・タイプ用に予約されたディスク領域を再利用します。これは、RoCEベースのExadataデータベース・サーバーでは必要ありません。

    このコマンドの所要時間は通常5分未満です。

    このステップはスキップしないでください。このステップをスキップすると、未使用の領域をreclaimdisks.shで再利用できなくなります。

  12. 新しいサーバーと既存のサーバーで時刻が同じであることを確認します。
    このチェックはストレージ・サーバーおよびデータベース・サーバーで実行されます。
  13. 新しいサーバーと既存のサーバーでNTP設定が同じであることを確認します。
    このチェックはストレージ・サーバーおよびデータベース・サーバーで実行されます。
  14. 既存のサーバーにあわせて、新しいサーバーでHugePagesを構成します。
  15. 新しいデータベース・サーバーの/etc/security/limits.confファイルの値が既存のデータベース・サーバーに一致していることを確認します。
  16. ユーザー等価の設定に進み、ハードウェアの構成を続行します。