2.1.1.1 Oracle Exadata X10Mエイス・ラックの拡張オプション

Oracle Exadata X10Mエイス・ラック・システムの拡張には、ハードウェアの変更が必要になります。エイス・ラック以外のシステムと比べて、エイス・ラック・データベース・サーバーは1つのCPUを搭載し、メモリーが少なく、エイス・ラック・ストレージ・サーバーはCPUコアが少なく、メモリーが少なく、ディスク・ストレージも少なく、フラッシュ・ストレージも少なくなります。

Oracle Exadata X10Mエイス・ラック・システムは、次のように拡張できます:

  • データベース・サーバーを拡張します。

    エイス・ラック・データベース・サーバーを拡張するには、元の32コアCPUを2つの96コアCPUに交換し、メモリーを拡張します。メモリーを拡張するには、既存のメモリーに追加するか、大容量メモリー・モジュール(DIMM)に交換します。

  • データベース・サーバーを追加します。

    標準(エイス・ラック以外)のデータベース・サーバーを追加することで、処理能力を拡張できます。必須ではありませんが、ラック全体の一貫性を最大化するために、データベース・サーバーを追加する前に元のエイス・ラック・データベース・サーバーをアップグレードすることをお薦めします。

  • ストレージ・サーバーを追加します。

    エイス・ラック大容量ストレージ・サーバーを拡張するためのアップグレード・キットはありません。ただし、エイス・ラック大容量ストレージ・サーバーを追加することで、ストレージ容量を拡張できます。

    通常(エイス・ラック以外)の大容量(HC)、Extreme Flash (EF)または拡張(XT)ストレージ・サーバーを追加して、ストレージ容量を拡張することもできます。