4.3 Oracle Grid InfrastructureおよびOracle DatabaseのExascaleユーザー資格証明について
このトピックでは、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseソフトウェアとともに使用されるExascaleユーザー資格証明を特定する方法について説明します。
Exascaleを使用すると、Oracle Grid Infrastructure共有クラスタウェア・ファイル(Oracle Cluster Registryと投票ディスク)およびOracle Databaseファイル(データファイル、制御ファイル、ログ・ファイルなど)を格納できます。
Exascaleストレージをネイティブに使用するには、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle DatabaseでExascaleユーザー・アカウントにアクセスできる必要があります。アカウント・アクセスは、ウォレットと呼ばれる資格証明ストア・ファイルにある資格証明を使用して提供されます。
デフォルトでは、Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用して、Exascaleストレージを使用するデータベースおよびVMクラスタをデプロイするときに、必要なExascaleユーザー・アカウントおよびウォレットが自動的に作成されます。「Exascaleユーザー・アカウントおよびウォレット」を参照してください。
それ以外の場合は、Exascaleユーザーを作成および管理するために、「Exascaleユーザーの管理」および「Exascaleユーザー資格証明の管理」で説明されている手順を使用できます。
Exascaleストレージにアクセスするために、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseでは、次の検索パスで使用可能な最初のExascaleユーザー・ウォレットを使用します:
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$ORACLE_BASE/admin/dbname/eswallet
この場合、dbnameは特定のデータベースの名前を表します。
$ORACLE_BASE/admin/eswallet
$OSSCONF/eswallet
/etc/oracle/cell/network-config/eswallet
システムでOracle Grid InfrastructureとOracle Databaseの両方に同じオペレーティング・システム(OS)ソフトウェア所有者(通常はoracle
)が使用されている場合、Oracle Grid Infrastructureクラスタ全体で、通常1つのExascaleユーザーが使用されます。
ロール別ソフトウェア・インストールには、別個のOracle Grid Infrastructure OS所有者(通常はgrid
)とOracle Database OS所有者(通常はoracle
)が含まれます。この場合、通常、別個のExascaleユーザーがOracle Database OS所有者およびOracle Grid Infrastructure OS所有者に関連付けられます。