2.4.4 プール・ディスクのサイズ変更

プール・ディスクは、Exascaleで使用するために指定されたExadataストレージ・デバイスの一部です。

ストレージ・プールに割り当てられているプール・ディスクのサイズを変更すると、ストレージプールのサイズが間接的に変更されます。状況によっては、変更によってストレージ・プール内のリバランス操作がトリガーされることがあります。

プール・ディスクのサイズを変更するには:

  1. プール・ディスクのsize属性を変更します。

    CellCLI ALTER GRIDDISKコマンドを使用して、サイズを変更するプール・ディスクをsize属性の設定とともに指定します。次に例を示します:

    CellCLI> alter griddisk size=2000G where storagepool=POOL1

    既存のプール・ディスクのサイズを増減できます。

    プール・ディスクのサイズを増やす操作は、ほぼ瞬時に行われます。ただし、基礎となるセル・ディスクの使用可能な空き領域を超えてプール・ディスクのサイズを増やすことはできません。

    プール・ディスクのサイズを減らすと、新しいプール・ディスクの境界を越えた既存の割当ては、プール・ディスク内の使用可能な場所に移動します。操作の完了に必要となる時間は、移動するデータの量によって異なります。プール・ディスクが既存のデータを収容できないほどサイズを減らそうとすると、操作は失敗します。

  2. サイズ変更されたプール・ディスクを収容するように、ストレージ・プールを再構成します。

    ESCLI chstoragepoolコマンドを使用します。次に例を示します:

    @> chstoragepool POOL1 --reconfig

    必要に応じて、ストレージ・プールを再構成するとリバランス操作がトリガーされます。