テープでのバックアップ保存

リカバリ・ウィンドウを指定することで、テープでバックアップ・コピーを保存する期間の長さを制御できます。リカバリ・ウィンドウは、リカバリ・アプライアンスがリカバリ目的でカタログ内にテープ・バックアップを保持する期間の長さを定義します。リカバリ・ウィンドウは、時間数、日数、週数、月数の値で期間として表されます。バックアップは、現在の時間から遡って、この間隔内の任意の時点までリカバリができるように十分な期間にわたって保存されます

ノート:

リカバリ・ウィンドウは全体またはレベル0データ・ファイルにのみ直接適用され、ファイル・バックアップを制御します。

リカバリ・アプライアンスでは、テープ・バックアップをパージしません。かわりに、RMAN保存に不要になった部分をメディア・マネージャに知らせます。Oracle Secure Backupをメディア・マネージャとして使用する場合、これらのファイルを明示的には削除せず、カタログを更新します。特定のテープ上のすべてのファイルが不要になると、Oracle Secure Backupはテープの再利用を検討します。

保護ポリシーで値を指定して、バックアップのリカバリ・ウィンドウを設定します。この属性がNULLの場合、リカバリ・アプライアンスはテープからバックアップをパージしません。

関連項目: