テープ操作を管理するためのリカバリ・アプライアンス・コンポーネント
リカバリ・アプライアンス設定内の各データベースは、バックアップ記憶域およびリカバリ・ウィンドウ目標のパラメータを指定する保護ポリシーに関連付けられています。テープ操作を管理および制御するには、バックアップをテープにコピーするために選択した保護ポリシー、メディア管理ライブラリ、属性セットによって定義されたプロパティを使用するジョブを作成する必要があります。Oracle Secure Backupとそのコンポーネント(メディア・マネージャ・ライブラリおよび属性セット)はリカバリ・アプライアンスで事前構成されています。
表9-1に、テープ操作を管理するリカバリ・アプライアンス・オブジェクトのロールをまとめます。
表9-1 バックアップをテープにコピーするためのリカバリ・アプライアンス・オブジェクト
Cloud Controlオブジェクト名 | コマンドライン・オブジェクト名 | 説明 |
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保護ポリシー |
属性とともに、リカバリ・ウィンドウを定義します。このリカバリ・ウィンドウは、保護ポリシーに割り当てられているすべての保護されたデータベースに適用されます。 |
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メディア・マネージャ・ライブラリ |
SBTライブラリ |
リカバリ・アプライアンスにインストールされているメディア管理ソフトウェア・ライブラリを示します。 |
メディア・マネージャ属性セット |
コピー操作を制御する属性の集合が含まれます。1つの属性は、コピー操作で使用されるライブラリを指定します。他の属性はオプションで、チャネル・パラメータ、メディア管理ソフトウェア・ライブラリ固有のコマンド、メディア・プールIDを含めることができます。複数の属性セットを定義できますが、特定のコピー・ジョブに関連付けられるのは1つの属性セットのみです。 |
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Copy-to-tapeジョブ・テンプレート |
SBTジョブ・テンプレート |
テープにコピーするバックアップのプロパティを定義し、コピー操作を制御する属性セットを指定します。通常、複数のジョブ・テンプレートが定義されています。 |
ノート:
表9-1のOracle Enterprise Manager Cloud Control (Cloud Control)のオブジェクト名とコマンドライン名は、それぞれのインタフェース用語で同じテープ・バックアップ・オブジェクトを指しています。
関連項目:
これらのコンポーネントを使用してテープ・バックアップ・ジョブを作成する方法の詳細は、「リカバリ・アプライアンスでテープにバックアップをコピーするための基本的なタスク」を参照してください