リカバリ・アプライアンスでテープにバックアップをコピーするための基本的なタスク

この項では、リカバリ・アプライアンスを使用してデータベース・バックアップをコピーする高レベルな必須ステップを示します。

リカバリ・アプライアンスを使用してバックアップをテープにコピーするには:

  1. ジョブ・セットに適用するパラメータを追加することで、メディア管理ソフトウェアのメディア・マネージャ・ライブラリを作成して、すべてのテープ・バックアップ・ジョブを管理します。

    リカバリ・アプライアンスでは、Oracle Secure Backupをメディア管理ソフトウェアとして使用します。リカバリ・アプライアンスの設定中に、事前構成されたメディア・マネージャ・ライブラリおよび属性セットとともにOracle Secure Backupがインストールされます。

    関連項目:

    追加のメディア・マネージャ・ライブラリを作成する方法の詳細は、「メディア・マネージャ・ライブラリの作成」を参照してください

  2. メディア・マネージャ・ソフトウェアにさらにジョブ固有のパラメータやコマンドを追加して、テープ・バックアップ・ジョブを詳細に制御するメディア・マネージャ属性セットを作成します。

    テープ・バックアップ・ジョブでは、コピー操作の実行時に、メディア・マネージャ・ライブラリ・レベルおよび属性セット・レベルで指定されたパラメータの組合せを使用します。メディア・マネージャ・ライブラリはジョブ・セットに適用するパラメータを定義するのに対し、属性セットは特定ジョブのテープ・バックアップ設定を詳細に定義するのに役立ちます。

    Oracle Secure Backupでは、デフォルトのメディア・マネージャ・ライブラリに含まれるすべてのドライブのデフォルトの属性セットも構成します。

    関連項目:

    追加の属性セットの作成の詳細は、「属性セットの作成」を参照してください

  3. テープ・バックアップ・ジョブを作成します。

    ジョブ定義には、このジョブに関連付けられているメディア・マネージャ・ライブラリおよび属性セット、テープにコピーする必要があるバックアップのタイプ、このジョブのランタイム・ウィンドウなどのジョブ・プロパティが含まれます。

    このジョブを、タスク要件に基づいて指定した時間に実行するようにスケジュールすることもできます。

    関連項目:

    テープ・バックアップ・ジョブの作成の詳細は、「テープ・バックアップ・ジョブの作成」を参照してください

  4. (オプション)必要に応じて、メディア・マネージャ・ライブラリまたはテープ・バックアップ・ジョブを一時停止または再開します。

  5. すべてのメディア・マネージャ・ライブラリおよびテープ・バックアップ操作のステータスを表示して、エラーがあるかどうかを確認します。

バックアップ・プロパティを調整したり、ボールティングをスケジュール設定してテープを管理するために、追加のメディア・ファミリを作成できます。これらのタスクを実行するには、リカバリ・アプライアンスのOracle Secure Backupドメインを使用します。

関連項目: