バックアップおよびREDOフェイルオーバーのための代替リカバリ・アプライアンスの構成

代替リカバリ・アプライアンスを構成するには、レプリケーション・シナリオのアップストリーム・リカバリ・アプライアンスの設定に類似したタスクを実行します。

タスク1 代替リカバリ・アプライアンスでのバックアップおよびREDOフェイルオーバーのための保護ポリシーの作成

「保護ポリシーの作成」の手順に従います。store_and_forwardフィールドをYESに設定していることを確認します。

たとえば、次のPL/SQLプログラムを実行して、alt_brfポリシーを作成します。

BEGIN
  DBMS_RA.CREATE_PROTECTION_POLICY (
    protection_policy_name => 'alt_brf',
    description            => 'For protected dbs on alternate',
    storage_location_name  => 'delta',
    recovery_window_goal   => INTERVAL '28' DAY,
    guaranteed_copy        => 'NO',
    store_and_forward      => 'YES');
END;

タスク2: 代替リカバリ・アプライアンスでの保護ポリシーへのデータベースの追加

「保護されたデータベースの登録」の手順に従います。

たとえば、次のPL/SQLプログラムを実行して、orcl12を前のタスクで作成したalt_brfポリシーに追加します。

BEGIN
  DBMS_RA.ADD_DB (
    db_unique_name         => 'orcl12',
    protection_policy_name => 'alt_brf',
    reserved_space         => '128G');
END;

タスク3: 代替リカバリ・アプライアンスでのVPCユーザーへのデータベース・アクセスの付与

このユーザーは、「タスク1: プライマリ・リカバリ・アプライアンスでのVPCユーザー・アカウントおよびレプリケーション・ユーザー・アカウントの作成」で作成されました。

「保護されたデータベースの登録」の手順に従います。

たとえば、次のPL/SQLプログラムを実行して、VPCユーザーvpcuserに保護されたデータベースorcl12で必要な権限を付与します。

BEGIN
  DBMS_RA.GRANT_DB_ACCESS (
    username       => 'vpcuser',
    db_unique_name => 'orcl12');
END;