MIGRATE_TAPE_BACKUP

このプロシージャは、指定されたSBTライブラリを介してリカバリ・アプライアンスで移行前のテープ・バックアップをアクセスできるようにします。先に、RMAN IMPORT CATALOGコマンドを使用してリカバリ・アプライアンス・カタログにテープ・バックアップに関するメタデータをインポートする必要があります。

このプロシージャは、既存のテープ・バックアップへのアクセスに必要なメタデータの調整を実行しますが、バックアップを物理的に移動しません。既存のバックアップは、指定されたSBTライブラリによってアクセスできている必要があります。

構文

PROCEDURE migrate_tape_backup(
   db_unique_name IN VARCHAR2,
   sbt_lib_name IN VARCHAR2,
   comments IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

パラメータ

表21-30 MIGRATE_TAPE_BACKUPのパラメータ

パラメータ 説明

db_unique_name

バックアップを移行する保護されたデータベースのカンマ区切りのリスト。各db_unique_nameをリカバリ・アプライアンス・カタログに登録し、ADD_DBを使用してリカバリ・アプライアンスに追加しておく必要があります。

sbt_lib_name

リカバリ・アプライアンスが指定の保護されたデータベースの既存のテープ・バックアップにアクセスするために使用するSBTライブラリ。「CREATE_SBT_LIBRARY」を参照してください。

comments

このコマンドを実行する理由を説明する、オプションのユーザー指定コメント。