ポリシーベースのデータ保護管理

リカバリ・アプライアンスは保護ポリシーを使用して管理を単純化します。次の利点があります。

  • 保護ポリシーは、リカバリ・アプライアンスまたはテープ・デバイスへのバックアップに関して各データベースに適用されるリカバリ・ウィンドウ目標を定義します。

    保護ポリシーを使用すると、リカバリ・サービス階層ごとにデータベースをグループ化できます。たとえば、プラチナ・ポリシーで保護されているデータベースでは、バックアップをリカバリ・アプライアンスで45日間、テープで90日間保持する必要がありますが、これは、経過期間が45日間以下のバックアップはディスクテープに存在するが、45日間を超えるバックアップはテープにのみ存在することを意味します。ゴールド・ポリシーで保護されるデータベースは、バックアップをローカル・リカバリ・アプライアンスには35日間、テープには90日間保存する必要があります。領域の消費を制限するため、または指定期間を超えてバックアップを保存できないことを規定するサービス・レベル合意に準拠するために、必要に応じて、各ポリシーに最長保存期間を定義することもできます。

  • 保護ポリシーは、データベースをグループ分けして管理性を向上させるための手段です。

    たとえば、特定の保護ポリシーでリカバリ・アプライアンスのレプリケーションまたはcopy-to-tapeを構成できます。こうすると、このポリシーが関連付けられたすべてのデータベースにその構成が適用されます。データベースをポリシーに追加すると、データベースは自動的にポリシーの構成とスケジュールを継承します。