保護ポリシー
保護ポリシーは、プロパティのコレクションに名前を付けたもので、複数の保護データベースに割り当てることができます。複数のデータベースに1つのポリシーを使用することで、リカバリ・アプライアンスの管理時間を短縮し、1回の操作で複数の保護データベースのプロパティを変更できます。多様なバックアップとリカバリの要件を備えたデータベースに対応するために、必要な数の保護ポリシーを作成します。
リカバリ・アプライアンスのデフォルト・インストールの保護ポリシーを表2-2に示します。
表2-2 デフォルト保護ポリシー
サービス階層 | リカバリ・ウィンドウ | 追加設定 |
---|---|---|
プラチナ |
ディスクに45日間、テープに90日間脚注 1 |
データベース・バックアップ、リアルタイムREDOトランスポート、レプリケーションおよびテープ・バックアップ。すべての設定が必須です。 |
ゴールド |
ディスクに35日間、テープに90日間 |
データベース・バックアップ、リアルタイムREDOトランスポート、レプリケーションおよびテープ・バックアップ(テープが使用可能な場合)。 |
シルバー |
ディスクに10日間、テープに45日間 |
データベース・バックアップ、リアルタイムREDOトランスポートおよびテープ・バックアップ(テープが使用可能な場合)。 |
ブロンズ |
ディスクに3日間、テープに30日間 |
データベース・バックアップおよびテープ・バックアップ(テープがある場合)。リアルタイムREDOトランスポートはありません。 |
脚注1
経過期間が45日間以下のバックアップはディスクとテープの両方に存在しますが、経過期間が45日間を超えるバックアップはテープにのみ存在します。リカバリ・アプライアンスは、ディスクのバックアップ後ただちにテープ・バックアップを作成するため、90日間のテープ保存期間は45日間のディスク保存期間と同時に開始します。
関連項目:
リアルタイムREDOトランスポートの構成方法を学習するには、『Zero Data Loss Recovery Appliance保護されたデータベースの構成ガイド』を参照してください。