テープ・バックアップ・ジョブのスケジューリング

この項では、テープ・バックアップ・ジョブのスケジュールを設定するのに必要なステップについて説明します。

Cloud Controlを使用してテープ・バックアップ・ジョブをスケジュールするには、次の手順に従います。

  1. 「Cloud Controlでのリカバリ・アプライアンスへのアクセス」のステップを完了します。

  2. 「スケジュール」セクションで、次のいずれかを選択します。

    • 即時: テープ・バックアップ・ジョブをただちに実行します。

    • 後で: テープ・バックアップ・ジョブを指定された未来の時間に実行します。ジョブを実行する日時をmm/dd/yyyy hh:mm:ss形式で入力します。このジョブを繰り返す場合、「繰返し」ドロップダウン・リストから頻度を選択し、該当する値を入力します。

  3. 「OK」をクリックしてジョブを保存します。

    スケジュール設定を編集するには、必要なテープ・バックアップ・ジョブを選択し、「編集」をクリックして必要な変更を加えます。

DBMS_RAを使用してテープ・バックアップ・ジョブをスケジュールするには、次の手順に従います。

SBTジョブを作成した後、その実行をスケジュールする必要があります。通常、Oracle Schedulerなどのスケジューリング・ユーティリティを使用して、定期的に実行するようにジョブをスケジュールします。

SBTジョブの実行時、リカバリ・アプライアンスは指定されたデータベースの指定されたタイプのすべてのバックアップを調べて、まだテープにコピーされていないバックアップを選択します。その後、リカバリ・アプライアンスはそれらのバックアップをテープにコピーするタスクを生成して、キューに入れます。コピーするバックアップ・ピースごとに、タイプBACKUP_SBTの1つのタスクがリカバリ・アプライアンス・タスク・キューに追加されます。

Oracle Schedulerを使用してテープ・バックアップ・ジョブをスケジュールするには、DBMS_RA.QUEUE_SBT_BACKUP_TASKを呼び出すジョブを作成します。このプロシージャは、SBTジョブという名前の単一の引数を取ります。

  1. SQL*PlusまたはSQL Developerで、リカバリ・アプライアンス管理者としてリカバリ・アプライアンス・データベースに接続します。

  2. DBMS_SCHEDULER.CREATE_JOBプロシージャを実行します。

    たとえば、次のPL/SQL無名ブロックを実行します。

    BEGIN
      DBMS_SCHEDULER.CREATE_JOB(
       job_name   => 'sbtjob1',
       job_type        => 'PLSQL_BLOCK',
       job_action      => 'dbms_ra.queue_sbt_backup_task(''oltp_arch_lastfull'');',
       start_date      => SYSTIMESTAMP,
       enabled         => TRUE,
       auto_drop       => TRUE,
       repeat_interval => 'freq=WEEKLY; BYDAY=MON,WED,FRI; BYHOUR=23');
    END;

関連項目: