リカバリ・アプライアンスでのOracle Secure Backupの使用について
Oracle Secure Backupは、複数の環境のファイル・システム・データやOracle Databaseファイルを保存することで、信頼性の高いテープ集中管理機能を提供するメディア・マネージャです。Oracle Secure Backupは、リカバリ・アプライアンスのテープ管理コンポーネントです。リカバリ・アプライアンスの構成中に、そのコンポーネントとともにリカバリ・アプライアンスにインストールされます。
事前構成されたOracle Secure Backupコンポーネントには、次が含まれます。
- メディア・マネージャ・ライブラリ
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インストール中、リカバリ・アプライアンスが構成されている間、Oracle Secure Backupは次のようなデフォルト・パラメータでメディア・マネージャ・ライブラリを作成します。
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ライブラリ名(
ROBOT0
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アクセス可能な最大テープ・ドライブ数
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リストア・ドライブ数
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メディア・マネージャの場所
名前以外に、他のメディア・マネージャ・ライブラリ・パラメータを変更できます。このライブラリは、パラメータ・セットに基づいて、関連付けられているテープ・バックアップ操作を管理します。
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- メディア・マネージャ属性セット
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Oracle Secure Backupのインストールでは、メディア・マネージャ・ライブラリとともに、デフォルトのメディア・マネージャ・ライブラリがアクセスするすべてのテープ・ドライブの属性セットもインストールされます。
これらの属性セットには、コピー操作に必要なメディア・プール番号やストリームなどのパラメータのデフォルト値があります。これらおよびメディア・マネージャ・ベンダーのパラメータおよびコマンドは、変更可能です。デフォルトの属性セットの名前は、メディア・マネージャ・ライブラリによってアクセスされるテープ・ドライブ数によって、
DRIVE_COUNT_1
、DRIVE_COUNT_2
、DRIVE_COUNT_3
などとなります。
関連項目:
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Cloud Controlを使用してOracle Secure Backupドメインにアクセスする方法の詳細は、「Cloud Controlを使用したOracle Secure Backupドメインへのアクセス」を参照してください
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サードパーティ・メディア・マネージャ用のメディア・マネージャ・ライブラリおよび属性セットの作成方法の詳細は、「テープ・バックアップ・ジョブ・コンポーネントの作成」を参照してください
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既存のメディア・マネージャ・コンポーネントの編集および制御方法の詳細は、「テープ・バックアップ・ジョブ・コンポーネントの管理」を参照してください