最新バージョンのRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールを使用したEMソフトウェア・ライブラリの更新
この項は、保護されたデータベースによって使用されるRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールがEnterprise Manager (EM)で管理されている場合に必須です。これは、EMのソフトウェア・ライブラリに最新のRMANモジュールを提供するためです。
RMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールは、保護されたデータベースがホストされているサポート対象のオペレーティング・システムごとに異なります。
この項のステップでは、最新バージョンのRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールでソフトウェア・ライブラリを更新します。その後、EMは、保護されたデータベースごとに適切なRMANモジュールをソフトウェア・ライブラリからインストールします。
- オプション1: ソフトウェア・ライブラリへのRMANモジュールの自動アップロードのためのEMの構成。このオプションを使用すると、最新のRMANバックアップ・モジュールでソフトウェア・ライブラリを自動的に維持できます。
- オプション2: EMCLIを使用したRMANバックアップ・モジュールのソフトウェア・ライブラリへの手動アップロード。このオプションは、EMがOracle Cloudに直接アクセスできない場合(オフライン・モード)に使用します。
オプション1: ソフトウェア・ライブラリへのRMANモジュールの自動アップロードのためのEMの構成
このオプションでは、Oracle Cloud上のRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールの新しいバージョンを検索してEMにダウンロードする、繰返しのジョブをEMで作成します。
このオプションは、RMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールを検索してダウンロードするために、EMがOracle Cloudに直接アクセスできることを前提としています。「ソフトウェア・ライブラリ内の高可用性ソフトウェアの更新」のジョブをEMでスケジュールします
その後、このジョブがスケジュールされた時間に実行されると、サポートされているすべてのデータベース・プラットフォーム用のRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールの最新バージョンが格納される、Oracle Cloud内の指定の場所がスキャンされます。そのバージョンがEMソフトウェア・ライブラリで保持されている最新バージョンと比較されます。Oracle Cloudで検出されたバージョンのほうが新しい場合、サポートされているすべてのプラットフォームのバージョンがソフトウェア・ライブラリにダウンロードされます。古いバージョンのRMANバックアップは、ソフトウェア・ライブラリにアーカイブされます。
emcli config_db_haコマンドを使用すると、EMによって管理されている保護されたデータベースのRMANバックアップ・モジュールがこの新しいバージョンに更新されます。
新しいバックアップ・モジュール・バージョンが検出され、ソフトウェア・ライブラリにダウンロードされた場合のジョブ出力の例を次に示します。
オプション2: EMCLIを使用したRMANバックアップ・モジュールのソフトウェア・ライブラリへの手動アップロード
このオプションは、新しいバージョンのRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールをEMソフトウェア・ライブラリに配布することが必要になるたびに繰り返される手動のステップです。
このオプションは、EMがOracle Cloudに直接アクセスできない場合のオフライン・モード用です。
このコマンドの使用方法と、次に説明するconfigure_db_ha動詞のその他の形式は、Cloud Controlコマンドライン・インタフェース・ガイドを参照してください。




