リカバリ・アプライアンスにバックアップを送信するための複数の保護されたデータベースの構成
リカバリ・アプライアンスにバックアップを送信するように構成されている場合、データベースはリカバリ・アプライアンスによって保護されます。
この手順は、Enterprise Manager (EM)の「バックアップ設定」ページを使用して個々のデータベースで実行できます。ただし、Enterprise Managerコマンドライン・インタフェース(EMCLI)のconfigure_db_haコマンドを使用すると、複数のデータベースを同時に構成しやすくなります。
保護されたデータベースは様々なハードウェア・プラットフォームでホストできるため、各プラットフォームに対応したRMANバックアップ・モジュールが必要です。このモジュールの新しいバージョンが使用可能になり、多数のシステムにインストールする必要がある場合、同じemcli configure_db_haコマンドによって、この複雑なメンテナンス・タスクが大幅に簡略化されます。
- 最新バージョンのRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールを使用したEMソフトウェア・ライブラリの更新。このタスクはシナリオ#2に必須で、シナリオ#1のいくつかのバリエーションに必須です。
- シナリオ#1: リカバリ・アプライアンスにバックアップを送信するための複数の保護されたデータベースの構成。
- シナリオ#2: 複数の保護されたデータベースのRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールの更新
これらのシナリオは独立しています。EMで保護されたデータベース管理が処理されると、保護されたデータベースごとにシナリオ#1が1回実行された後、これらのシナリオのバリエーションを使用して定期的なメンテナンスが実行されます。
シナリオ#2では、最新バージョンのRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールをEMソフトウェア・ライブラリにアップロードする必要があります。これは必要に応じて手動で、またはスケジュールされたジョブで実行できます。