シナリオ#2: 複数の保護されたデータベースのRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールの更新

このシナリオでは、コマンドemcli configure_db_ha -installSoftwareを使用して、複数の保護されたデータベースのRMANリカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールを更新します。

単一インスタンス・データベースへのRMANバックアップ・モジュールのインストール

次のemcli configure_db_ha –installSoftwareの例では、RMANモジュールが存在しない場合、最新のRMANバックアップ・モジュールが、ソフトウェア・ライブラリから単一インスタンス・データベースのOracleホームにインストールされます。

このコマンドは、EM名前付きデータベースおよびホスト資格証明を使用します。

emcli configure_db_ha –installSoftware –install_backup_module –module_type=“ra" –target_name=“db1" –target_type="oracle_database" –db_host_cred="OMS_HOST_CRED"

クラスタ・データベースへのRMANバックアップ・モジュールのインストール

次のemcli configure_db_ha –installSoftwareの例では、最新のRMANバックアップ・モジュールが、ソフトウェア・ライブラリから1つのクラスタ・データベースの各インスタンスのOracleホームにインストールされます。

–force_backup_module_installオプションは、モジュールがすでにインストールされているかどうかにかかわらず、最新のRMANバックアップ・モジュールをソフトウェア・ライブラリから各データベースのOracleホームにインストールすることを指定します。このコマンドでは、すべてのデータベースで同じEM名前付きデータベースとホスト資格証明が使用されます。

emcli configure_db_ha –installSoftware –install_backup_module –module_type=”ra” –target_name="Finance" –target_type="rac_database" –force_backup_module_install –db_host_cred="DB_HOST_USER"

複数のデータベースへのRMANバックアップ・モジュールのインストール

次のemcli configure_db_ha –installSoftwareの例では、入力ファイルを使用して、最新のRMANバックアップ・モジュールを受信するデータベースを指定します。

–force_backup_module_installオプションは、モジュールがすでにインストールされているかどうかにかかわらず、最新のRMANバックアップ・モジュールをソフトウェア・ライブラリから各データベースのOracleホームにインストールすることを指定します。操作は、将来のスケジュール開始時間です。

emcli configure_db_ha –installSoftware –install_backup_module –module_type=“ra“ –force_backup_module_install –input_file=“/tmp/dblist“ -schedule="start_time:2016/06/28 18:31;tz:PST;

–input_file="/tmp/dblist"の内容は、このコマンドで使用される単一インスタンスおよびクラスタ・データベースを指定します。

target.0.target_name=db1
target.0.target_type=oracle_database
target.0.db_cred=DB_SYS_CRED
target.0.db_host_cred=HOST__CRED1
target.1.target_name=rac1
target.1.target_type=rac_database
target.1.db_cred=DB_SYS_CRED2
target.1.db_host_cred=HOST_CRED2

入力ファイルでは、各データベースに対して異なるデータベースとホストの名前付き資格証明を指定します。これは、複数のデータベースに1つの入力ファイルを使用することで提供される柔軟性を示しています。