ライフ・イベントの変移
ライフ・イベントは、指定した日数内に複数発生することがあります。 変移ルールを使用すれば、それらを1つのイベントに変移して処理することができます。 通常、同じ福利厚生関係内で特定の日に1人の加入者に対して処理できるのは、1つのライフ・イベントだけです。
このトピックの内容は、次のとおりです。
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ライフ・イベントに変移ルールを使用する典型的なケース
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変移ルールを処理してライフ・イベントを変移できる場所
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これらルールと福利厚生関係の連携のしくみ
変移ルールは、「プラン構成」作業領域にある「ライフ・イベントの管理」タスクの「変移ルール」タブで作成します。 1つの変移ルールには、最大10個のライフ・イベントを含めることができます。
変移ルールの例
変移ルールは、ライフ・イベントの組合せの中から獲得ライフ・イベントを決定するために定義します。
シナリオ: HR担当者が新規採用従業員の情報を入力する際には、複数のライフ・イベントが発生することがあります(新規採用、婚姻、扶養家族増加など)。
次のことが可能です。
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変移ルールを定義して、それらすべてのイベントを「新規採用」という1つの結果イベントに変移する。
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そのイベントを登録機会用に処理する
変移ルールを使用しない場合は、「新規採用」イベントを処理する前に、その他すべてのイベントを手動で無効化または削除する必要があります。 なお、同じに複数のイベントが検出された場合に、その他のイベントを上書きするように「新規採用」イベントを構成することもできます。 「ライフ・イベントの管理」ページでライフ・イベントを作成または編集する際に、「上書き」チェック・ボックスを使用します。
ライフ・イベント変移ルールの処理
次の表は、変移ルールを処理するための場所と、その説明をリストしたものです。
作業領域とタスク |
説明 |
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「評価およびレポート」作業領域: 「ライフ・イベントの変移」バッチ・プロセス |
「ライフ・イベントの変移」バッチ・プロセスの動作:
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「評価およびレポート」作業領域: 任意の加入評価バッチ・プロセス 個人の「登録」作業領域:「ライフ・イベントの処理」タスク |
加入評価処理のデフォルトの動作:
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個人の「登録」作業領域:「個人ライフ・イベント」タスク |
「潜在的ライフ・イベント」タブの「ライフ・イベントの変移」処理を使用します。 個人のイベント変移の動作:
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福利厚生関係とライフ・イベントの変移
「ライフ・イベントの変移」プロセスでは、複数の福利厚生関係をまたいで発生したライフ・イベントは変移されません。 イベントをグローバルに設定した場合でも、このプロセスは任意の時点で、個人の1つの福利厚生関係内でイベントを変移します。
変移ルールと適時性日数
適時性ルールを使用してライフ・イベントを構成した場合、加入評価処理では変移ルールより先に適時性ルールが評価されます。