原価分析

原価シミュレーション・ツールは積上原価の詳細分析に役立ちます。シナリオ間で原価を比較したり、シナリオ原価と現在の公開済原価を比較したりして、原価の差異および在庫価額の調整をレビューできます。

ツリー・ビューを使用するか、「積上原価の表示」ページのグラフィカルな階層ビューを使用して、品目の積上コストを表示できます。どちらのビューでも、品目原価計算に使用される詳細にドリルダウンできます。様々な製造変数および原価変数を表す様々なシナリオを作成して、その結果を比較できます。原価計算に問題がなければ、原価を原価会計で使用できるようにシナリオを公開できます。

このページに表示される情報の一部を次に示します:

工程連番は、工程ノードの工程名の前に付きます。
資材、リソースおよび間接費には、ノード摘要の各原価およびレートが表示されます。
- ショップ型作業定義で使用される資材の場合、資材+生産資源+間接費=入力単位原価
- プロセス作業定義で使用される資材の場合、資材+生産資源+間接費=入力済単位原価*出力の原価配賦ファクタ。
- 製品の場合、資材+生産資源+間接費=単位当たり原価。
「入力単位原価」属性は、ユーザーが手動で原価を入力した場合に使用可能であり、移入されます。これにより、システム計算単位原価である単位当たり原価属性と明確に区別されます。すべての品目原価は、原価プロファイル設定で原価計算用に指定された単位のコンテキストでレポートされます。
工程ノードの場合、資材、生産資源および間接費原価は、すべての資材原価、すべての生産資源原価の合計、およびその工程で発生したすべての間接費の合計をそれぞれ合計します。例外は、出力を生成しないプロセス製造作業定義の工程です。このような工程では、資材、リソースおよび間接費原価の内訳は表示されません。

サプライ・チェーン原価積上では、製品原価を検証し、原価の計算に使用されたソース・ルールを確認できます。各ソース・ルール・ノードには、積上原価を検証するための原価内訳があります。「積上原価の表示」ページには、ソース・ルール・ノードに関する次の追加情報が表示されます:

ソース割当済資材 - ソース・ルールからの資材原価内訳
ソース割当済リソース - ソース・ルールからのリソース原価内訳
ソース配賦済間接費 - ソース・ルールからの間接費原価内訳
ソース配賦済ユニット原価 - ソース・ルールのユニット原価

複数のソース・ルール(ランク= 1)が定義されている場合:

標準製品原価 = (ユーザー入力購買原価 * 購買ソース・ルール割当) + (作業定義からの積上原価*ソース・ルール割当の作成) + (転送原価*転送ソース・ルール割当)

製品の単位当たり原価 = SUM (ソース・ルール・ノードからのソース割当単位原価)

ソース割当単価 = ソース・ルール*ソース・ルール配賦を使用して計算された単価

原価プランニングのアナリティクスに関心がある場合は、サプライ・チェーン原価積上を使用しない場合は、OTBIの積上原価リアルタイム・サブジェクト領域を使用できます。 OTBIでは、次のシード済レポートをビジネスに使用することもできます。

原価計算済BOMレポート
原価計算済BOM (原価詳細)レポート
シナリオ例外レポート
使用場所レポート