レガシー・システムからの資産の移行
この例では、既存の資産を以前のレガシー資産システムからOracle Assetsに移行する方法を示します。
ABC社は、古い資産システム内に500の資産をリスト化していますが、Assetsへの資産の移行が必要になっています。
Assetsへの資産のロード
「資産取得の作成」のスプレッドシート・テンプレートを使用して、資産をAssetsに簡単にロードできます。
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資産ページで、「スプレッドシートでの資産の追加」パネル・タブをクリックします。
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台帳と資産タイプを選択し、「進む」をクリックします。
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ユーザー名とパスワードを入力します。
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スプレッドシートに資産情報を入力します。
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「発行」をクリックして、情報を保存します。
ノート:SQL*Loaderを使用して資産情報をFA_MASS_ADDITIONS表にロードすることもできます。
資産明細がロードされていることの確認
アップロードされた資産明細を表示または確認し、必要であれば修正します。
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「資産」ページで「ソース明細の準備」パネル・タブをクリックします。
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新しく追加された資産明細を検索します。
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必要に応じて、明細を選択し、「処理」メニューから「編集」をクリックして、資産明細を表示または更新します。
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「すべて準備」をクリックして、スプレッドシートにすべての明細をエクスポートします。
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資産を確認し、必要に応じて追加情報を入力します。
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「発行」をクリックして、情報を保存します。
資産の転記
ロードした資産情報の正しいことを確認後に、資産は作成できます。
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「一括追加の転記」プロセスを実行し、次のいずれかの方法を使用して資産を作成します。
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スプレッドシートで資産を「転記」に設定し、「一括追加の発行と転記」をクリックします。
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一括追加明細を「転記」に設定後、「追加」情報タイルで「転記準備完了」のリンクをクリックし、「すべて転記」をクリックします。
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「一括追加の転記」レポートで、一括追加の転記の結果を確認します。
資産の確認
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「スケジュール済プロセス」ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。
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「プロセス名」メニューで、「資産取得レポート」を選択します。
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「OK」をクリックして「資産取得」レポートを実行し、各資産の減価償却方法、耐用期間、およびサービス内の日付が正しいことを確認します。
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それぞれの資産の取得価額および償却累計額が正しく、資産勘定の合計がそれぞれ正しいことも確認します。
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エラーが見つかった場合は、「資産」ページの「資産の修正」パネル・タブをクリックします。
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修正が必要な資産を検索します。
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資産を選択し、「財務詳細の変更」をクリックします。
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必要な変更を加えて、「発行」をクリックします。
ノート:多数の資産を修正する必要がある場合、「一括」タブをクリックし、バッチを作成するか、スプレッドシートを使用して資産修正を行うことで、資産の処理ができます。
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追加の確認は、「資産」ページの「What-If分析の実行」パネル・タブをクリックし、費用予測がユーザーの見積と一致していること、資産が正しく追加されていることを確認します。
減価償却の実行
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資産の正しいことを確認した後、「資産」ページの「減価償却」情報タイルをクリックし、換算期間に「減価償却の計算」プロセスを実行します。
「減価償却の計算」プロセスの完了後、「仕訳償却累計額元帳」レポートを実行します。
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「仕訳償却累計額元帳」レポートを使用して、「資産」で計算された減価償却金額が正しいか確認します。
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誤りが見つかった場合、「資産」ページの「資産の修正」情報タイルをクリックします。
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修正が必要な資産を検索します。
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資産を選択し、「財務詳細の変更」をクリックします。
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必要な変更を加えて、「発行」をクリックします。
ノート:多数の資産を修正する必要がある場合、「一括」タブをクリックし、バッチを作成するか、スプレッドシートを使用して資産修正を行うことで、資産の処理ができます。
資産明細の削除
資産を正常に作成後、FA_MASS_ADDITIONS表から資産明細を削除できます。
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「スケジュール済プロセス」ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。
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「プロセス名」メニューで、「一括追加の削除」を選択します。
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「OK」をクリックして「一括追加の削除」レポートを実行し、削除される可能性のある明細を表示します。
「資産」を「関連税務台帳」にコピーします。
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会計用資産台帳の資産が正しいことを確認します。
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「資産」ページで、税務台帳を選択します。
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「減価償却」情報タイルをクリックします。
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「コーポレートからのコピー」をクリックします。
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会計用資産台帳の期間を選択します。
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「発行」をクリックします。
ノート:関連会計用資産台帳と第一期間の開始が同時になるよう、税務台帳を設定する必要があります。インポート期間が1つ前の会計年度の最後の期間である場合は、「初期一括コピーの実行」を使用します。インポート期間が現行会計年度の最初の期間である場合は、「資産」に履歴データがないため、「定期一括コピーの実行」を使用します。
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会計用資産台帳と同じ方法で税務台帳を突き合わせます。
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誤りが見つかった場合は、「資産の修正」情報タイルで修正します。
ノート:多数の資産を修正する必要がある場合、「一括」タブをクリックし、バッチを作成するか、スプレッドシートを使用して資産修正を行うことで、資産の処理ができます。