勘定科目コード付けの請求書ルーティング

会計情報を必要とする請求書は、配分情報を入力するためにユーザーにルーティングできます。配分情報入力のための請求書のルーティングを管理するように、請求書勘定科目コード付けワークフローの事前定義済割当ルールを構成できます。

請求書勘定科目コード付けプロセスが開始されると、ワークフローにより定義済ルールに基づいて割当先リストが作成されます。Eメールとワークリスト通知を介して割当先に通知が送信されます。ユーザーは配分情報をワークリスト通知に直接入力し、割り当てられたタスクを完了できます。

請求書勘定科目コード付けフロー

次の表は、請求書ルーティング・プロセス・フローのステップを示しています。

ステップ 説明
請求書勘定科目コード付けワークフローの有効化 「請求書オプションの管理」ページの「請求書勘定科目コード付け」オプションをビジネス・ユニットに対して使用可能にします。デフォルトの勘定科目コード付け構成を使用することも、ビジネス要件に合わせてルールを独自に構成することもできます。「一般会計のタスク構成の管理」タスクから、勘定科目コード付けルールおよび管理にナビゲートします。
請求書の入力 インポート、請求書の画像化、スプレッドシートまたは手動入力によって請求書を作成します。
検証用の請求書の発行 バッチ検証を使用して請求書検証プロセスを発行します。完了済で会計情報が必要な請求書に対しては、勘定科目コード付けワークフローが自動的に開始されます。
ノート:

請求書検証によって、勘定科目コード付けプロセスが自動的に開始されます。これをスケジュールしたり、ステータスを「必須」または「null」に指定して手動で実行する必要はありません。このスケジュールが請求書検証プロセスより前に実行された場合は、完了済勘定科目コード付けステータスの請求書が選択されて、勘定科目コード付けワークフローが再起動されます。

勘定科目コード付け入力の完了 勘定科目コード付けのためにユーザーに割り当てられた請求書に配分情報を入力し、完了処理を実行する必要があります。

事前定義済ルール

請求書勘定科目コード付けワークフローには、次の事前構成済ルールがあります:

  • AP_ACCOUNTS_ PAYABLE_ SUPERVISOR_JOBロールを持つすべての請求書を割り当てます。

勘定科目コード付け処理

次の勘定科目コード付け処理は「請求書の管理」および「請求書の編集」ページから行います。

処理 説明
開始
  • この処理は、勘定科目コード付けワークフローを開始し、請求書を割当済ユーザーにルーティングします。請求書の「勘定科目コード付け」ステータスが「必須」から「開始済」に変わります。
  • 勘定科目コード付けステータスが「開始済」の場合は、請求書が検証されず、支払ができません。
取下げ この処理は、ワークフロー・プロセスから請求書を取り下げて、保留中のすべてのワークフロー・プロセスおよびオープン通知を取り消します。請求書の「勘定科目コード付け」ステータスが「開始済」から「取下済」に変わります。
強制完了: この処理は、配分詳細を手動で入力して請求書の完了を強制する必要がある場合に使用できます。たとえば、請求書に即時承認が必要だがステータスがまだ「開始済」の場合は、請求書を取り下げて配分詳細を手動で入力できます。これにより、「勘定科目コード付け」ステータスが「手動完了済」に変わります。
再発行 ステータスが次のいずれかのときは、請求書を勘定科目コード付けのために再発行できます:
  • 差戻済
  • 取下済
  • レビューが必要
  • 「完了」または「手動完了済」で、検証ステータスが再検証が必要。

勘定科目コード付けワークフロー通知を受信すると、次の処理を実行できます。

処理 説明
完了 「配分の編集」ページに必要な情報を指定した後、この処理を実行します。請求書の会計情報が自動的に更新されて、次のレベルの処理のための準備が完了します。請求書の勘定科目コード付けステータスが「開始済」から「完了」に変わります。
追加情報の要求 他のユーザーからの詳細情報を要求できます。請求書がまだワークフロー・プロセスにあるため、請求書の勘定科目コード付けステータスは「開始済」ステータスのままになります。
他のユーザーへの再割当て タスクを他のユーザーに再割当てできます。請求書がまだワークフロー・プロセスにあるため、請求書の勘定科目コード付けステータスは「開始済」ステータスのままになります。
差戻 割当の割当先が正しくないか、重要な情報が請求書に欠落している場合は、割当をPayablesユーザーに差し戻すことができます。請求書の勘定科目コード付けステータスが「開始済」から「差戻済」に変わります。
ノート: この処理は、会計情報を指定する前に実行する必要があります。