配賦オフセット方法の考慮事項
オフセットを使用して、ソースまたはその他のプロジェクトと配賦トランザクションのバランスを取ることができます。配賦ルールを定義するときに、オフセット・トランザクションの作成方法を決定するオフセット方法を選択します。
オフセット方法を指定したら、トランザクション属性の支出組織、支出タイプ区分および支出タイプを指定する必要があります。属性は配賦トランザクションで使用される属性と同じである必要はありません。
すべてのオフセット・プロジェクトおよびタスクはオープンおよび賦課可能であり、配賦ルールを所有する同じビジネス・ユニット内にある必要があります。配賦ルールには、ソース・プロジェクトがない場合でも、オフセット方法を含めることができます。
配賦ルールでは、ユーザーが配賦を生成したときにオフセット・プロジェクトおよびタスクのオフセット・トランザクションが作成されます。オフセット・トランザクションの合計数は、通常は配賦トランザクションの合計数と一致しませんが、オフセット・トランザクションによりターゲット・プロジェクトに配賦される合計金額がオフセットされます。たとえば、「特定のプロジェクトおよびタスク」オフセット方法を使用する場合、ルールによって配賦ソースから10,000.00 USDが1000個のターゲット・プロジェクトおよびタスクに配賦されると、合計が10,000.00 USDの1000個の配賦トランザクション、および10,000.00 USDのマイナス金額の指定されたプロジェクトおよびタスクに対する1つのオフセット・トランザクションが生成されます。
配賦ルールでは次のいずれかのオフセット方法を選択できます。
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ソース・プロジェクトおよびタスク
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特定のプロジェクトおよびタスク
ソース・プロジェクトおよびタスク
配賦ルールで指定されたソース・プロジェクトおよびタスクに対して戻し処理トランザクションを作成する場合に、配賦ルールでこのオフセット方法を使用します。
配賦ルールで元帳ソースまたは固定金額ソースを使用する場合は、ソース・プロジェクトが存在しないため、配賦ルールで「ソース・プロジェクトおよびタスク」オフセット方法を使用できません。このオフセット方法はプロジェクト・ソースでのみ使用されます。
特定のプロジェクトおよびタスク
オフセット方法で指定されたプロジェクトおよびタスクごとに、1つのプロジェクトおよびそのタスクの1つで戻し処理トランザクションを作成する場合に、このオフセット方法を使用します。この方法は、いずれかのソースまたはプロジェクト、元帳または固定金額ソースの組合せで使用できます。