スクリプトの指定

ノート:

次の情報は、「スクリプトの指定」のステップ「OSコマンド・ジョブの作成」に適用されます。

「OSスクリプト」フィールドに指定する値が、コマンド・インタプリタでstdinとして使用されます。デフォルトは、Linuxの場合は/bin/shであり、Windowsの場合はcmd/cです。別のインタプリタでここの値をオーバーライドすることもできます。たとえば、%perlbin%/perlなどです。シェル・スクリプト・サイズは2GBまでに制限されています。

最大出力サイズを制御するには、MGMT_PARAMETERSのmgmt_job_output_size_limitパラメータを必要な制限に設定します。10KB未満の値や2GBよりも大きな値は無視されます。デフォルトの出力サイズは10MBです。

ジョブ・ステータスは、スクリプトの最後のコマンドによって返された終了コードに依存します。最後のコマンドの実行が0を返す場合、ジョブは「成功」のステータスを返します。その他の値を返す場合は、「失敗」のジョブ・ステータスを返します。適切な例外処理をスクリプトに実装して、適切な場合はゼロ以外の終了コードを返す必要があります。このようにすると、スクリプトが失敗したにもかかわらずジョブによって「成功」ステータスが報告されるという状況が回避されます。

スクリプトは次のいくつかの方法で実行できます。

  • OSスクリプト — 「OSスクリプト」フィールドでスクリプトにパス名を指定します。たとえば:

    「OSスクリプト」フィールド: /path/to/mycommand 「インタプリタ」フィールド:

  • OSコマンドのリスト — LinuxまたはUNIXシステムの場合、次の例の標準シェル・コマンドの「インタプリタ」フィールドに入力する必要はありません。OSのデフォルトのシェル/bin/shまたはcmd/cが使用されます。

         /usr/local/bin/myProg arg1 arg2
         mkdir /home/$USER/mydir
         cp /dir/to/cp/from/file.txt /home/$USER/mydir
         /usr/local/bin/myProg2 /home/$USER/mydir/file.txt
    

    シェルベースのジョブを発行する場合、使用する構文と選択するターゲットに注意してください。たとえば、このスクリプトはNTホストでは成功しません。

  • インタプリタが必要なスクリプト — OSシェルがデフォルトで起動しますが、代替のインタプリタを指定してシェルを省略できます。たとえば、「OSスクリプト」フィールドにPerlスクリプトを指定し、「インタプリタ」フィールドにPerl実行可能ファイルの場所を指定するとPerlスクリプトを実行できます。

    「OSスクリプト」フィールド: <Perlスクリプトのコマンドをここに入力> 「インタプリタ」フィールド: %perlbin%/perl

    次の例は、特定のシェル構文に依存するコマンドのリストの実行方法を示しています。

         setenv VAR1 value1
         setenv VAR2 value2
         /user/local/bin/myProg $VAR1 $VAR2
    

    cshをインタプリタとして指定する必要があります。システム構成に応じて、「インタプリタ」フィールドに次の文字列を指定する必要があります。

         /bin/csh 
    

    次の例に示すように、Windowsシェル・コマンドのリストにスクリプトを実行するオプションがあります。Windowsシステムの場合、デフォルトのシェルcmd/cが使用されます。

         C:\programs\MyApp arg1 arg2
         md C:\MyDir
         copy C:\dir1x\copy\from\file.txt \home\$USER\mydir