2 JBoss EAPターゲットの検出

Enterprise ManagerにJBoss EAPターゲットを追加する方法です。

この項では、JBoss EAPターゲットをEnterprise Managerに追加する方法について説明します。

JBoss EAPターゲットの検出

このプラグインを正常にデプロイできたら、次のステップに従って、集中モニタリングおよび管理のためにプラグイン・ターゲットをEnterprise Managerに追加します:

  1. Enterprise Managerにログインします。
  2. 「設定」「ターゲットの追加」、最後に「ターゲットの手動追加」の順にクリックします。
  3. 「ターゲット・タイプ」としてJBoss Enterprise Application Platformを選択し、「モニタリング・エージェント」を選択してから、「手動追加」をクリックします。
  4. 「JBoss Enterprise Application Platformの追加」ページで、次のプロパティを入力します:
    • ターゲット名: すべてのCloud Controlターゲットにわたり使用される一意のターゲット名(例: JBoss_EAP_Hostname)。これは、Cloud Controlでの表示名です。これは、Cloud Control内のすべてのユーザー・インタフェースで、このSQL Serverターゲットを表します。
    • JBossモニタリング資格証明
      • JBoss JMXユーザー名: JMXを介してJBossに接続するために使用するユーザー名。これはオプションであり、認証を使用している場合のみ使用する必要があります。
      • JBoss JMXパスワード: JMXを介してJBossに接続するために使用するアカウントのパスワード。これはオプションであり、認証を使用している場合のみ使用する必要があります。
    • JBoss SSLトラストストア・パスワード: JMXを介してJBossに接続するために使用するトラストストアのパスワード。これはオプションであり、SSLを使用して接続している場合のみ使用する必要があります。

      ノート:

      「プロパティ」でトラスト・ストア・パスを指定する必要があります。
    • プロパティ
      • SSLトラスト・ストア: これは、SSLを介してJBossに接続するために使用するトラスト・ストアへのトラスト・パスです。これはオプションであり、SSLを使用して接続する場合のみ使用する必要があります。
      • サービスURL: これは、JMXを介してJBossに接続するためのJMXサービスURLです。これは、使用しているJBossのバージョンによって、また、セキュアに接続しているかどうかで、異なる形式になる可能性があります。
        JBossのバージョン サービスURL
        JBoss 6 (SSLを使用) service:jmx:remote+https://<hostname>:<port>
        JBoss 6 (SSLなし) service:jmx:remote://<hostname>:<port>
        JBoss 7 (SSLを使用) service:jmx:remote+https://<hostname>:<port>
        JBoss 7 (SSLなし) service:jmx:remote+http://<host>:<port>
    • EMCLIを使用したターゲットの追加

      EMCLIを使用してJBoss EAPターゲットを追加するには、次の例で示すように、add_target動詞を使用します:

      emcli.bat add_target 
          -name=”JBoss Target” 
          -type=”oracle_jboss” 
          -host=”HostTargetName” 
          -properties=”serviceURL+service:jmx:remote://host:port” 
          -subseparator=properties=”+”

      次のオプションを指定する必要があります。

      • ターゲット名: *-name*

        アルファベット文字で開始し、英数字、マルチバイト文字、スペース、-、_、.、:、/、(、)のみを使用する必要があり、最大長は256文字です。

      • ターゲット・タイプ: *-type*

        常に"oracle_jboss"を使用します(引用符も含む)。

      • ホスト名: *-host*

        このターゲット・インスタンスのデータを収集する管理エージェントを実行しているマシンのネットワーク名です。

      • ターゲット・インスタンスのプロパティ: *-properties*

        ターゲット・インスタンスのプロパティの名前と値のペアのリストです。使用可能なプロパティ名は次のとおりです。
        serviceURL
        JMXUsername
        JMXPassword
        SSLTrustStore
        SSLTrustStorePassword

      • プロパティのセパレータ・デリミタ: *-separator=properties*

        -propertiesオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは";"です。

      • プロパティのサブセパレータ・デリミタ:: *-subseparator=properties*

        -propertiesオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのサブセパレータ・デリミタは":"です。

      プラグインの検査および検証

      プラグインでデータの収集が開始するまで数分間待機した後、次のステップを使用して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切に監視されていることを検査および検証します。

      1. 「すべてのターゲット」ページで「JBossターゲット」リンクをクリックします。
      2. 「ターゲット」メニューから「モニタリング」「メトリック収集エラー」の順にクリックして、メトリック収集エラーが報告されていないことを確認します。
      3. 「ターゲット」メニューで「情報パブリッシャ・レポート」をクリックしてJBoss EAPターゲット・タイプのレポートを表示し、レポートが表示されていること、およびエラーが報告されていないことを確認します。
      4. 「ターゲット」メニューで、「構成」「最新収集」の順にクリックし、構成データが表示されていることを確認します。構成データがすぐに表示されない場合は、「最新の構成」ページで「リフレッシュ」をクリックします。

EMCLIを使用したターゲットの追加

EMCLIを使用してJBoss EAPターゲットを追加するには、add_target動詞を使用します。

例:
emcli.bat add_target 
    -name=”JBoss Target” 
    -type=”oracle_jboss” 
    -host=”HostTargetName” 
    -properties=”serviceURL+service:jmx:remote://host:port” 
    -subseparator=properties=”+”

次のオプションを指定する必要があります。

  • ターゲット名: *-name*

    アルファベット文字で開始し、英数字、マルチバイト文字、スペース、-、_、.、:、/、(、)のみを使用する必要があり、最大長は256文字です。

  • ターゲット・タイプ: *-type*

    常に"oracle_jboss"を使用します(引用符も含む)。

  • ホスト名: *-host*

    このターゲット・インスタンスのデータを収集する管理エージェントを実行しているマシンのネットワーク名です。

  • ターゲット・インスタンスのプロパティ: *-properties*

    ターゲット・インスタンスのプロパティの名前と値のペアのリストです。使用可能なプロパティ名は次のとおりです。

  • serviceURL
  • JMXUsername
  • JMXPassword
  • SSLTrustStore
  • SSLTrustStorePassword
  • プロパティのセパレータ・デリミタ: *-separator=properties*

    -propertiesオプションの値で、名前と値のペアを区切る文字列デリミタを指定します。デフォルトのセパレータ・デリミタは";"です。

  • プロパティのサブセパレータ・デリミタ:: *-subseparator=properties*

    -propertiesオプションの値で、各名前と値のペアの名前と値を区別する文字列デリミタを指定します。デフォルトのサブセパレータ・デリミタは":"です。

プラグインの検査および検証

Enterprise Manager用のJBoss EAPプラグインを検査および検証する方法です。

プラグインでデータの収集が開始するまで数分間待機した後、次のステップを使用して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切に監視されていることを検査および検証します。

  1. 「すべてのターゲット」ページで「JBossターゲット」リンクをクリックします。
  2. 「ターゲット」メニューから「モニタリング」「メトリック収集エラー」の順にクリックして、メトリック収集エラーが報告されていないことを確認します。
  3. 「ターゲット」メニューで「情報パブリッシャ・レポート」をクリックしてJBoss EAPターゲット・タイプのレポートを表示し、レポートが表示されていること、およびエラーが報告されていないことを確認します。
  4. 「ターゲット」メニューで、「構成」「最新収集」の順にクリックし、構成データが表示されていることを確認します。構成データがすぐに表示されない場合は、「最新の構成」ページで「リフレッシュ」をクリックします。