独自のアプレット定義テンプレート・ファイルの作成

ここでは、(Oracleが提供するテンプレートを変更して)ユーザー独自のアプレット定義テンプレート・ファイルを作成することを検討します。ユーザー独自のテンプレートを作成すると、標準のFormsパラメータおよびパラメータ値をテンプレートに直接指定できます。

作成したテンプレートには、標準テキスト、ブラウザ・ウィンドウ・タイトル、またはイメージ(会社のロゴなど)を挿入でき、これらはWebで使用できるフォームを実行するときに参照できる、最初のWebページに表示されます。標準パラメータ、値、および追加のテキストまたはイメージを追加すると、特定のアプリケーションのテンプレートをカスタマイズするために必要な作業量を減らすことができます。テキスト、イメージまたはウィンドウ・タイトルを追加するには、テンプレートHTMLファイルに適切なタグを挿入する必要があります。

serverArgsアプレット・パラメータのコーディングの詳細は、「ランフォーム・パラメータにおける特殊文字の指定」を参照してください。

ユーザーが追加してカスタマイズした構成ファイル(ユーザー・クライアント・レジストリ・ファイル、ユーザー・キー・バインディング・ファイル、複数の環境ファイルなど)は、対応するデフォルトの構成ファイルと同じディレクトリにコピーしておく必要があります。

たとえば、ユーザーが作成したフランス語環境の構成ファイルdefault_fr.envは、$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_14.1.2/configディレクトリに置く必要があります。

テンプレートHTMLファイルでの変数参照

引用符またはアポストロフィで区切られた文字列(アプレット・パラメータの値など)内で変数参照が発生すると、変数参照が変数の値で置換されるときに、HTMLエスケープ・シーケンスがHTMLのメタ文字('&'、'<'、'>'、引用符およびアポストロフィ)を置換します。

このシーケンスは、区切られた文字列外の変数参照に対して実行されません。このため、セキュリティ上の理由から、このような変数はシステムのデフォルトの構成パラメータrestrictedURLparamsで指定する必要があります。