ベスト・エフォート再シーケンサを構成するには:

  1. 「再順序付けレベルの指定方法」の説明に従って、再順序レベルを設定してください。

  2. 構成する各メディエータ・コンポーネントまたは操作のメディエータ・エディタで、「再順序モード」ドロップダウン・リストから「ベスト・エフォート」を選択します。

    図23-6に示すように、「再順序オプション」ボックスが表示され、標準再シーケンサのオプションが含まれています。

    図23-6 「再順序モード」が「ベスト・エフォート」に設定されている状態のOracle Mediator

    図23-6の説明が続きます
    「図23-6 「再順序モード」が「ベスト・エフォート」に設定されている状態のOracle Mediator」の説明
  3. 表23-7にリストされているフィールドを入力して、ベスト・エフォート再シーケンサを構成します。

    ノート:

    メッセージの一度に処理する最大行数または時間ウィンドウのいずれかを指定できます。両方を指定することはできません。一方の制御を有効にするには、もう片方を0に設定する必要があります。

  4. 必要に応じて、バッファとして追加された時間ウィンドウの割合を変更できます。Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してバッファを構成します。

    詳細は、『Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理』の再順序付けされたメッセージの構成に関する項を参照してください。

表23-7 ベスト・エフォート再順序付けオプション

フィールド名 説明 デフォルト値 必須

グループ

グループ化が実行される着信メッセージのフィールドを指し示すXPath。

component_name-operation

いいえ

ID

再順序付けが実行され、IDを含む着信メッセージのフィールドを指し示すXPath。

なし

はい

データ型

順序IDのデータ型。注文プロセスはデータ型に基づいています。サポートされる値は、日時または数値です。

数値

はい

最大行数

再シーケンサが一度にデータ・ストアから取得する、順に従ったメッセージの数。

時間ウィンドウまたは最大行数を指定する必要がありますが、両方は指定できません。一方の制御を有効にするには、もう片方を0に設定する必要があります。

5

いいえ

時間ウィンドウ

メッセージの着信後、再順序付けのためデータ・ストアからメッセージを選択するのに待機する時間の長さ(分単位)。

時間ウィンドウまたは最大行数を指定する必要がありますが、両方は指定できません。一方の制御を有効にするには、もう片方を0に設定する必要があります。

0

いいえ