- Oracle SOAスイートでのSOAアプリケーションの開発
- アプリケーションの完成
- SOAコンポジット・アプリケーションのテストの自動化
- SOAコンポジット・エディタのテスト・モードによるテスト・ケースのコンテンツの編集
- アサーションの作成方法
- パート・セクション、非リーフ要素またはXML文書全体に対するアサーションの作成
パート・セクション、非リーフ要素またはXML文書全体に対するアサーションの作成
パート・セクション、非リーフ要素またはXML文書全体に対してアサーションを作成する手順は、次のとおりです。
このテストでは、各値が予想値と比較されます。
ノート:
メッセージに複数のパート(たとえば、payload1、payload2およびpayload3)がある場合は、各パートに対して個別のアサーションを作成する必要があります。
- 「参照」をクリックして、アサートの対象となるターゲットのパート・セクション、非リーフ要素またはXML文書全体を選択します。
「アサート・ターゲットの選択」ダイアログが表示されます。
- 値を選択して、「OK」をクリックします。たとえば、payloadなどの変数を選択してパート・セクション・アサーションを実行します。
図51-17に、このダイアログを示します。この例は、パート・セクション・アサーションの実行方法を示していますが、XML文書全体アサーションの例では、LoanBrokerRequestMessageが選択され、非リーフ・アサーションの例では、loanApplicationが選択されます。
「アサートの作成」ダイアログは、選択した変数に基づいてリフレッシュされます。
- 残りのフィールドに、表51-12に記載されている詳細を入力します:
表51-12 「アサートの作成」ダイアログのフィールドと値
フィールド 値 フォルト
アサートするフォルトのタイプ(たとえば、NegativeCredit)を選択します。このフィールドは、「アサーションの作成方法」のステップ4で「フォルトのアサート」を選択した場合のみ表示されます。
ターゲットのアサート
ステップ2で選択したアサート・ターゲットが表示されます。
比較方法
比較の厳密度を指定します。
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xml-identical: XML文書の要素と属性間で正確な一致が必要な場合に使用します。2つのXML文書の間に差異がある場合、比較は失敗します。たとえば、一方の文書で要素名の
purchaseOrder
が使用され、他方の文書で要素名のinvoice
が使用されている場合、比較は失敗します。また、この比較は、2つの要素の子属性は同じだが、各要素内の属性の順序が異なる場合も失敗します。 -
xml-similar: コンテンツの類似性を比較するが、正確な一致は必要ない場合に使用します。たとえば、双方で同じネームスペースURIが使用されているが、それぞれのネームスペース接頭辞が異なる場合は、比較に成功します。この比較は、双方に同じ子属性を持つ同じ要素はあるが、各要素内の属性の順序が異なる場合も成功します。
前述の2つ例の差異は、リカバリ可能とみなされるため、同一と判断されます。
XMLファイルのコンテンツ比較の詳細は、XMLUnitに関する次のWebサイトを参照してください。
http://xmlunit.sourceforge.net/userguide/html/ar01s03.html#The%20Difference%20Engine
パート
XML文書を含むメッセージ・パート(たとえば、payload)を選択します。
値
次の方法で、コンテンツをアサート・ターゲットのコンテンツと比較するXML文書を作成します。
-
手動で入力
クリックすると、「値の入力」フィールドにメッセージ・データを手動で入力できます。「サンプルの生成」ボタンをクリックすると、テスト用のサンプル・ファイルが自動的に生成されます。「別名保存」をクリックして、サンプル・ファイルを保存します。
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ファイルからロード
「参照」アイコンをクリックすると、メッセージ・データをファイルからロードできます。このファイルは、「アプリケーション」ウィンドウの「メッセージ」フォルダに追加されます。
説明
説明を入力します(オプション)。
図51-18に、「入力のアサート」が選択された状態のダイアログを示します:
-
- 「OK」をクリックします。
図51-19に示すように、「ワイヤ・アクション」ダイアログに、選択した内容が表示されます。
- 「OK」をクリックします。