例: WADLサービスからREST参照へのリソースおよび操作の追加

RESTバインディング構成ウィザードの「構成ショートカット」を使用して、WADLサービスからREST参照にリソースおよび操作を追加できます。

  1. SOAコンポジット・エディタの「外部参照」スイムレーンを右クリックし、「挿入」「REST」の順に選択します。

    RESTバインディング構成ウィザードが表示されます。

  2. RESTサービスまたは参照の名前を入力します。

    タイプフィールドに参照が表示されます。

  3. 「サービスはWSDLインタフェースを使用してコンポーネントにより起動されます」を選択します。

  4. 「次へ」をクリックします。

  5. 「構成ショートカット」「WADLサービスに基づいてリソースと操作のマッピングを追加」を選択します。

    「WADLの場所」ダイアログが表示されます。

  6. 次のいずれかの方法で、WADLファイルを指定します。

    • 「WADL URL」フィールドでWADLファイルのURLを指定し、次のステップに進みます。

    または

    1. 「検索」アイコンをクリックして、WADLファイルを検索する「WADLチューザ」ダイアログを表示します。WADLの検索オプションが表示され、ローカル・ファイル・システムまたはプロジェクト内、あるいはデザインタイムOracle Metadata Servicesリポジトリ(MDSリポジトリ)内を検索するか、アプリケーション・サーバーに接続して、デプロイ済のOracle SOA SuiteまたはOracle Service Busサービスに関連するWADLを検索するかを選択できます。

      図37-4 「WADLチューザ」ダイアログ

      図37-4の説明が続きます
      「図37-4 「WADLチューザ」ダイアログ」の説明
    2. WADLファイルを選択し、「OK」をクリックします。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. WADLファイル内で参照されているスキーマは新しいRESTアダプタ参照で使用されるため、「スキーマ・アーティファクトをプロジェクトにコピー。」を選択してこれらのスキーマをローカル・プロジェクトにコピーします。これが推奨される方法です。

  9. 選択したWADLファイルのタイプに応じて、次のステップについて次の表を参照してください。

    表37-4 WADLファイルのステータス

    選択したWADLファイルの提供元 結果 次のステップ...

    Oracle SOA SuiteまたはOracle Service BusのRESTサービス

    「リソース」ページが、WADLファイルの情報で完全に構成されます。すべての操作、リソース・パスおよび動詞が「操作バインディング」セクションに表示されます。すべての構成が、「操作バインディング」セクションの「完了」列に「はい」の値で表示されます。

    「リソース」ページを表示して内容を確認し、「OK」をクリックします。

    Oracle SOA SuiteまたはOracle Service Bus以外のRESTサービス(Jerseyサービスなど)。

    「WADL解析問題」ダイアログに、追加の構成が必要と表示されます。

    1. 「WADL解析問題」ダイアログで、推奨修正処理のリストを確認し、「OK」をクリックします。後の参照用に、同じ情報がOracle JDeveloperの「ログ」ウィンドウに書き込まれます。

      Oracle SOA SuiteまたはOracle Service Bus以外のサービスのWADLファイルには、通常、必要な情報がすべて含まれていません。構成を手動で完了する必要があります。多くの場合に、使用するWADLファイルではREST参照をWSDL操作にバインドするために必要なスキーマが提供されません。通常、このスキーマは、RESTサービス・プロバイダによって提供されるサンプル・ペイロードを使用してネイティブ・フォーマット・ビルダー・ウィザードで生成できます。

      「リソース」ページが表示されます。

      さらに構成が必要なRESTバインディングについては、「操作バインディング」セクションの「完了」列に「いいえ」の値が表示されます。値が「いいえ」の各「完了」列のツールチップには、欠落している内容が示されているので、修正処理を実行できます。少なくとも1つの操作の「完了」列に「いいえ」の値があるかぎり、「OK」ボタンは無効になります。

      ノート:

      Oracle JDeveloperの「ログ」ウィンドウにも、すべてのエラーおよび警告がより詳しく表示されます。たとえば、「ログ」ウィンドウには次のようなエントリが含まれています。

      ERROR at [resource path: containers/{container}, method name: PUT,
      request/response: response, representation mediaType:
      application/xml ] - No schema information is available for
      containers/{container}.PUT response.  Please specify a schema.
    2. ツールチップに表示される修正処理を実行します。構成が正常に完了すると、「操作バインディング」セクションの「完了」列のすべての操作に「はい」の値が表示されます。

      SOAデザインタイムMDSリポジトリの詳細は、「デザインタイムMDSリポジトリとの共有データの管理」を参照してください。