フォルト・ポリシーとアダプタ拒否メッセージのプロパティ

フォルト・ポリシー・ファイルには、フォルト条件および対応するフォルト・リカバリ・アクションを定義します。それぞれのフォルト条件で、処理を試みる特定のフォルトまたは一連のフォルトを指定し、それに対応するアクションを指定します。

フォルト・ポリシーのプロパティは、フォルト・ポリシー・エディタを使用して自動的に入力することも、フォルト・ポリシー・フレームワーク・ファイルに手動で入力することもできます。表G-2では、これらのプロパティをリストし、これらのプロパティの構成方法が説明されているドキュメントを参照先として示します。

表G-2 Oracle SOA Suiteのフォルト・ポリシーのプロパティ

プロパティ 説明 参照先

retryInterval

アクティビティの再試行から次の再試行までの遅延(秒単位)を指定します。

自動フォルト・リカバリに対するフォルト・ポリシー・ファイルの手動作成

retryCount

アクティビティを指定された回数だけ再試行します。

「自動フォルト・リカバリのフォルト・ポリシーをフォルト・ポリシー・ウィザードで設計する方法」または「自動フォルト・リカバリに対するフォルト・ポリシー・ファイルの手動作成」

org.quartz.scheduler.idleWaitTime

スケジューラが再試行前に待機する時間(秒単位)を指定します。

「自動フォルト・リカバリのフォルト・ポリシーをフォルト・ポリシー・ウィザードで設計する方法」または「アクション」

設計時に、フォルト・ポリシーのフレームワーク・ファイルにアダプタ拒否メッセージのプロパティを入力することもできます。

詳細は、『テクノロジ・アダプタの理解』エラー処理に関する項を参照してください。