SOAコンポジット・アプリケーションのプロパティ

composite.xmlファイルに対するほとんどの更新は、設計時にSOAコンポジット・エディタのダイアログ内から実行されますが、一部のプロパティは、「ソース」ビュー内からこのファイルに手動で追加する必要があります。表G-1では、これらのプロパティをリストし、これらのプロパティの構成方法が説明されているドキュメントを参照先として示します。

表G-1 Oracle SOA Suiteのプロパティ

プロパティ 説明 参照先

endpointURI

パートナ・リンクの複数のエンドポイント・ロケーションを指定します。この機能は、最初のエンドポイントが停止した場合に、フェイルオーバーするのに便利です。

複数のランタイム・エンドポイント・ロケーション

oracle.composite.faultPolicyFile

フォルト・ポリシー・ファイルの場所を指定します(デフォルトの場所と異なる場合)。このオプションは、1つのフォルト・ポリシーを複数のSOAコンポジット・アプリケーションで使用する必要がある場合に便利です。

フォルト管理フレームワークによるフォルト処理

oracle.composite.faultBindingFile

フォルト・バインディング・ファイルの場所を指定します(デフォルトの場所と異なる場合)。このオプションは、1つのフォルト・ポリシーを複数のSOAコンポジット・アプリケーションで使用する必要がある場合に便利です。

フォルト管理フレームワークによるフォルト処理

passThroughHeader

デフォルトでは、SOAPヘッダーはOracle Mediatorを介して渡されません。SOAPヘッダーを渡すには、このプロパティを対応するOracle Mediatorルーティング・サービスに追加します。

値の割当て方法

フィルタおよび割当てのためのヘッダー・アクセス方法

rolesAllowed

Java EEアプリケーションからSOAコンポジット・アプリケーションを起動するために必要なロール名を指定します。

Enterprise JavaBeansロールの指定

streamIncomingAttachments

and

streamOutgoingAttachments

これらのプロパティは、SOAPでアタッチメントをストリームするために指定します。

アタッチメント付きのSOAP

oracle.webservices.local.optimization

ポリシーのローカル最適化設定をオーバーライドする場合に指定します。

アタッチメント付きのSOAP

and

Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理

oracle.soa.local.optimization.force

oracle.webservices.local.optimizationプロパティをオーバーライドし、最適化を強制できます。

Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理

one.way.returns.fault

一方向インタフェースのSOAPコールについて、フォルトおよび一方向メッセージの処理方法を制御します。

一方向メッセージ交換パターン

mtomThreshold

添付のサイズをバイト単位で指定します。

SOAコンポジット・アプリケーションとのMTOM最適化メッセージの送受信