JARファイルへ指定したパターンの共有データをエクスポートするためのantの使用方法

次に、指定したパターンの共有データをJARファイルにエクスポートする例を示します。

ant -f ant-sca-deploy.xml exportSharedData -DserverURL=server.url
 -DjarFile=jar.file -Dpattern=pattern -Duser=user

ノート:

ユーザー名の指定後、プロンプトが表示された場合はパスワードを入力してください。

表48-19に、構文を示します。

表48-19 ant共有データ・エクスポート・コマンド

引数 定義

serverURL

SOAインフラストラクチャ・アプリケーションをホストするサーバーのURL(たとえば、http://myhost:8001)。

jarFile

生成されるJARファイルの絶対パス。

pattern

Oracle MDSリポジトリ転送APIによってサポートされているファイル・パターン。複数のパターンを指定する場合はデリミタとしてセミコロン(;)を使用します。パターンでは、共有データ・ネームスペース/appsを除外します。例:

/Project1/**;/Project2/**

この例では、/apps/Project1および/apps/Project2にあるすべてのドキュメントをエクスポートします。

user

オプション。サーバーにアクセスするためのユーザー名(基本構成が行われている場合)。

password

サーバーにアクセスするためのパスワード(基本構成が行われている場合)。このパラメータはオプションです。

次の例は、指定したパターンの共有データをJARファイルにエクスポートする方法を示しています。

ant -f ant-sca-deploy.xml exportSharedData -DserverURL=http://myhost:8001
 -DjarFile=/tmp/MySharedData.jar
 -Dpattern="/Project1/**"