BPELスコープ・アクティビティ・テンプレートを別のBPELプロセスで使用する方法
この項では、BPELスコープ・アクティビティ・テンプレートを別のBPELプロセスで使用する方法について説明します。
BPELスコープ・アクティビティ・テンプレートを別のBPELプロセスで使用する方法は次のとおりです。
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新規BPELプロセスを作成するか、既存のBPELプロセスを開きます。
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「コンポーネント」ウィンドウの「カスタム・アクティビティ・テンプレート」セクションから、「BPELスコープ・アクティビティ・テンプレートの作成方法」で作成したスコープ・アクティビティ・テンプレートをBPELプロセスにドラッグします。図40-14に詳細を示します。
ノート:
BPELサービス・コンポーネントのバージョンと互換性のあるスコープ・アクティビティ・テンプレートのみを使用できます。たとえば、BPEL 2.0のサービス・コンポーネントの場合、BPEL 2.0のスコープ・アクティビティ・テンプレートのみを選択できます。BPELバージョン1.1のスコープ・アクティビティ・テンプレートは表示されません。
自分で設計したエラー処理(catchおよびcatchallアクティビティなど)や、自分で作成したスコープ変数も、BPELプロセスにコピーされます。
図40-15に示すように、「テンプレートからのカスタム・アクティビティの作成」ページが表示されます。
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「次へ」をクリックします。
競合がある場合は、図40-16に示すように、テンプレートからのカスタム・アクティビティの作成ウィザード - 「競合の解決」ページが表示されます。
図40-16 テンプレートからのカスタム・アクティビティの作成ウィザード - 「競合の解決」ページ
「図40-16 テンプレートからのカスタム・アクティビティの作成ウィザード - 「競合の解決」ページ」の説明 -
すべてのファイル競合または個別のファイル競合をスキップする選択をして、「次へ」をクリックします。
図40-17に示すように、テンプレートからのカスタム・アクティビティの作成ウィザード - 「変数」ページが表示されます。
「BPELスコープ・アクティビティ・テンプレートの作成方法」のステップ5で、カスタム・アクティビティ・テンプレートの作成ウィザード - 「変数」ページで変数をローカル変数に変換することを選択した場合は、特別な処理は必要なく、このページに表示されません。ローカル変数に変換されなかった変数のみが、「テンプレートからのカスタム・アクティビティの作成」ウィザード - 「変数バインド」ページに表示されます。
図40-17 テンプレートからのカスタム・アクティビティの作成ウィザード -「変数バインド」ページ
「図40-17 テンプレートからのカスタム・アクティビティの作成ウィザード -「変数バインド」ページ」の説明 -
テンプレートおよびプロジェクトの両方にこの変数が含まれる場合、変数を再使用するか、または「BPEL変数」列のリストから新しい変数をバインドすることを選択できます。
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新規変数へのバインドを選択した場合は、名前を入力し、変数をテンプレート・スコープ用にローカルに作成するか、BPELプロセス用にグローバルに作成するかを選択して、「OK」をクリックします。図40-18に詳細を示します。
スコープB内のスコープA内にあるアクティビティ・テンプレートを削除した場合、スコープAとスコープBもリストに含まれます。これによって、変数を宣言可能なすべての場所から選択できます。
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「次へ」をクリックします。
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スコープでパートナ・リンクを使用する場合は、「カスタム・アクティビティ・テンプレートの作成」ウィザード - 「パートナ・リンク」ページが表示されます。
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「終了」をクリックします。