インバウンド変換を使用する方法

この項ではインバウンド変換を使用する方法について説明します。図20-18は、インバウンドWebサービスに接続したメディエータ(Mediator1)を示します。メディエータでネイティブ文字列をインバウンドWebサービスから受信し、インバウンド変換を使用してネイティブ文字列をXMLに変換します。

図20-18 インバウンド・データを受信するメディエータ

図20-18の説明が続きます
「図20-18 インバウンド・データを受信するメディエータ」の説明

インバウンド・データをネイティブXSDからXMLフォーマットに変換するには:

  1. メディエータ(Mediator1)を右クリックし、「編集」を選択します。
  2. 「操作」セクションの下で、「ネイティブからの変換」フィールドの右側にあるアイコンをクリックします。図20-19に、Mediator1の「操作」セクションを示します。

    図20-19 「ネイティブからの変換」オプション

    図20-19の説明が続きます
    「図20-19 「ネイティブからの変換」オプション」の説明
  3. 表示される「翻訳の追加」ダイアログで、「入力」フィールドの右側にあるアイコンをクリックします。「式ビルダー」ダイアログが表示されます。
  4. 入力文字列を「変数」ツリーでダブルクリックします。string()関数で「式」フィールドに表示される入力文字列をラップ(キャスト)します。図20-20に、完了した入力文字列がある「式ビルダー」ダイアログを示します。「OK」をクリックします。

    図20-20 「式ビルダー」で完了した入力文字列

    図20-20の説明が続きます
    「図20-20 「式ビルダー」で完了した入力文字列」の説明
  5. 「NXSDスキーマ」フィールドの右側で、「検索」アイコンを選択し、スキーマを選択するために「タイプ・チューザ」ダイアログを起動します。スキーマが存在しない場合、2番目のアイコンをクリックすると、スキーマを作成できます。
  6. スキーマを選択して「OK」をクリックします。「要素」フィールドは、選択スキーマから移入されます。「出力」フィールドは、メディエータにより作成される中間出力変数で移入されます。この変数は、translateFromNative.out.some_name形式である必要があります。

    図20-21は、完了した「翻訳の追加」ダイアログを示しています。

    図20-21 「Add Translation」ダイアログ

    図20-21の説明が続きます
    「図20-21 「Add Translation」ダイアログ」の説明
  7. 「OK」をクリックします。「ネイティブからの変換」フィールドが移入されます。