アウトバウンド変換を使用する方法

この項ではアウトバウンド変換を使用する方法について説明します。図20-22は、BPELプロセスに接続したメディエータ(Mediator1)を示します。メディエータによりアウトバウンド変換を使用して、XMLデータをネイティブ文字列に変換し、この文字列をBPELプロセスにルーティングします。

図20-22 アウトバウンド・データを送信するメディエータ

図20-22の説明が続きます
「図20-22 アウトバウンド・データを送信するメディエータ」の説明

アウトバウンド・データをXMLからネイティブXSDフォーマットに変換するには:

  1. メディエータ(Mediator1)を右クリックし、「編集」を選択します。
  2. データをメディエータからBPELプロセス(ターゲット・サービス)にルーティングするルーティング・ルールの下で、「ネイティブへの変換」フィールドの右側にあるアイコンをクリックします。図20-23に、Mediator1のルーティング・ルール・セクションを示します。

    図20-23 「ネイティブへの変換」オプション

    図20-23の説明が続きます
    「図20-23 「ネイティブへの変換」オプション」の説明
  3. 表示される「翻訳の追加」ダイアログで、「入力」フィールドのデフォルト入力変数をオプションで編集します。「入力」フィールドには、メディエータにより作成される中間入力変数が移入されます。この変数は、translateToNative.in.some_name形式である必要があります。

    ノート:

    関連するルーティング・ルールの割当てアクションや変換アクションを使用して、後で値を中間入力変数に割り当てることができます。

    図20-24に、「翻訳の追加」ダイアログ・ボックスを示します。

    図20-24 「Add Translation」ダイアログ

    図20-24の説明が続きます
    「図20-24 「Add Translation」ダイアログ」の説明
  4. 「NXSDスキーマ」フィールドの右側で、「検索」アイコンを選択し、スキーマを選択するために「タイプ・チューザ」ダイアログを起動します。スキーマが存在しない場合、2番目のアイコンをクリックすると、スキーマを作成できます。
  5. スキーマを選択して「OK」をクリックします。「要素」フィールドは、選択スキーマから移入されます。
  6. 「出力」フィールドの右側にあるアイコンをクリックします。「式ビルダー」ダイアログが表示されます。
  7. 出力文字列を「変数」ツリーでダブルクリックします。「OK」をクリックします。

    図20-25 「式ビルダー」で完了した出力文字列

    図20-25の説明が続きます
    「図20-25 「式ビルダー」で完了した出力文字列」の説明
  8. 「翻訳の追加」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックします。