インタフェースとメソッド

表34-11から表34-14では、エビデンス・ストア・サービスのメソッドについて説明します。パッケージoracle.bpel.services.security.evidenceは、エビデンス・サービスに対応しています。

表34-11 ITaskEvidenceServiceインタフェース

メソッド 説明

createEvidence

エビデンスを作成し、否認防止のためにリポジトリに保管します。

getEvidence

特定の条件に一致するエビデンスのリストを取得します。結果は、サービスを問い合せるユーザーに関連付けられている権限によって異なります。ユーザーにworkflow.admin.evidenceStore権限(権限の付与方法を詳説した場所を指します)が付与されている場合は、一致するエビデンスはすべて参照可能です。それ以外の場合は、ユーザーが作成したエビデンスのみ参照可能です。

uploadCertificate

後で署名検証に使用する証明書をアップロードします。これが、特定の証明書を使用してエビデンスを作成するための前提条件です。ユーザーがアップロードできるのは、自分の証明書のみです。

updateEvidence

ステータスのCRL検証部分を更新します。これには、検証時間、ステータス、エラー・メッセージ(ある場合)が含まれます。

validateEvidenceSignature

エビデンス署名を検証します。基本的にエビデンスの否認防止チェックを実行します。署名が検証されると、trueの値が返されます。それ以外の場合はfalseが返されます。

表34-12 Evidenceインタフェース

メソッド 説明

getCertificate

このエビデンスの署名に使用する証明書を取得します。

getCreateDate

エビデンスの作成日付を取得します。

getErrorMessage

CRL検証に関連するエラー・メッセージを取得します。

getEvidenceId

エビデンスに関連する一意の識別子を取得します。

getPlainText

このエビデンスの一部として署名されたコンテンツを取得します。

getPolicy

エビデンスの署名ポリシーを取得します。PASSWORDまたはCERTIFICATEのいずれかです。

getSignature

エビデンスの署名を取得します。

getSignedDate

署名が作成された日付を取得します。

getStatus

CRL検証ステータスを取得します。これは、次のいずれかです。

  • AVAILABLE: エビデンスはCRL検証に使用できます。

  • FAILURE: CRL検証に失敗しました。

  • SUCCESS: CRL検証に成功しました。

  • UNAVAILABLE: CRLデータをフェッチできませんでした。

  • WAIT: CRL検証の処理中です。

getTaskId

このエビデンスが関連付けられているタスクの一意の識別子を取得します。

getTaskNumber

このエビデンスが関連付けられているタスクのタスク番号を取得します。

getTaskPriority

このエビデンスが関連付けられているタスクのタスク優先度を取得します。

getTaskStatus

このエビデンスが関連付けられているタスクのタスク・ステータスを取得します。

getTaskSubStatus

このエビデンスが関連付けられているタスクのタスク・サブステータスを取得します。

getTaskTitle

このエビデンスが関連付けられているタスクのタイトルを取得します。

getTaskVersion

このエビデンスが関連付けられているタスクのバージョンを取得します。

getVerifiedDate

使用した証明書のCRL検証が実行された日付を取得します。

getWorkflowType

このエビデンスが関連付けられているタスクのワークフロー・タイプを取得します。通常はBPELWFです。

表34-13 Certificateインタフェース

メソッド 説明

getCA

証明書発行者の識別名(DN)を取得します。

getCertificate

インタフェースによって抽象化された証明書オブジェクトを取得します。

getID

証明書のシリアル・ナンバーを取得します。

getIdentityContext

この証明書をアップロードするユーザーに関連付けられているアイデンティティ・コンテキストを取得します。

getUserName

この証明書に関連付けられているユーザーの名前を取得します。

isValid

証明書がまだ有効であれば、trueを返します。

表34-14 Policy TypeとWorkflow Typeインタフェース

メソッド 説明

fromValue

文字列表現からオブジェクトを構成します。

value

このオブジェクトの文字列表現を返します。

詳細は、次を参照してください。