メディエータ・エディタ環境の概要
Oracle JDeveloperのSOAコンポジット・アプリケーション内にメディエータ・サービス・コンポーネントを作成した後、そのメディエータ・サービス・コンポーネントはメディエータ・エディタを使用して構成できます。メディエータ・エディタを表示するには、SOAコンポジット・エディタで、メディエータ・サービス・コンポーネントをダブルクリックします。SOAコンポジット・エディタの詳細は、「SOAコンポジット・アプリケーションの開発のスタート・ガイド」を参照してください。
図19-5には、メディエータ・エディタが「アプリケーション」ウィンドウ、「構造」および「メッセージ」の各ウィンドウとともに表示されています。
ノート:
メディエータのグローバリゼーションを完全にサポートするために、Unicodeデータベースのデータベース文字セットには、AL32UTF8
を使用することをお薦めします。
図19-5のビューの各セクションで、特定の設計タスクやデプロイメント・タスクを実行できます。このビューのセクションは次のとおりです。
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「アプリケーション」ウィンドウ
図19-5の左上のセクションにある「アプリケーション」ウィンドウは、メディエータのmplanファイルを示しています。このファイルは、メディエータを作成したプロジェクトの「SOAコンテンツ」フォルダの下に表示されます。「アプリケーション」ウィンドウおよびコンポジット・ファイルの詳細は、表2-3を参照してください。
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メディエータ・エディタ
図19-5の中央に表示されているメディエータ・エディタでは、メディエータのビジュアル・ビューが提供されます。このビューは、次のいずれかの処理を実行すると表示されます。
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SOAコンポジット・エディタで、Oracle Mediatorアイコンをダブルクリックした場合。
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「アプリケーション」ウィンドウでメディエータの
.mplan
ファイルをダブルクリックした場合。
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「ソース」ビュー
「ソース」ビューに、メディエータのソース・コードが表示されます。メディエータ・エディタの下部にある「ソース」をクリックすると、ソース・コードが表示されます。「ソース」ビューのコードは即時に更新され、メディエータ内のすべての変更が反映されます。
次の例は、メディエータのソース・コードのサンプルを示しています。
<?xml version = '1.0' encoding = 'UTF-8'?> <!--Generated by Oracle SCA Modeler version 1.0 at [4/16/07 10:05 PM].--> <Mediator name="CustomerDataRouter" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns="http://xmlns.oracle.com/sca/1.0/mediator"/>
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「履歴」ウィンドウ
「履歴」ウィンドウには、リビジョン履歴や、ファイルの読取り専用バージョンと編集可能バージョンを並べた比較など、メディエータ・ファイルの履歴情報を表示できます。図19-5の「設計」ウィンドウ下部にある「履歴」をクリックすると、「履歴」ウィンドウが表示されます。図19-6に、メディエータ・ファイルの「履歴」ビューを示します。