通知チャネル設定の概要

通知の設定は、複数のユーザー・インタフェース・ツールを使用する多ステップのプロセスです。表17-1に、このプロセスの概要、実行するタスク、使用ツールおよび詳細の参照先を示します。

表17-1 通知のタスク

タスク 説明 ユーザー・インタフェース 参照先

SOAコンポジット・アプリケーションの通知を送信するチャネルの選択

通知の送信方法を選択します。

  • 電子メール、IMまたはSMSチャネルを明示的に選択して構成します。

    または

  • 通知チャネルは明示的に選択せずに、通知を送信する必要があることを単に選択します。チャネルは、後でユーザー・メッセージング・プリファレンス・ユーザー・インタフェースで選択します。

Oracle BPELデザイナでBPELプロセス設計者が選択および構成します。

BPELプロセスの設計での通知チャネルの選択

または

エンド・ユーザーによる通知チャネル選択の許可

通知チャネルに対するドライバの構成

ドライバは、SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイするOracle WebLogic Serverで構成します。このアクションにより、参加者は通知を受信および転送できます。電子メール、IMおよびSMSチャネルについてドライバがサポートされます。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで管理者が構成します。

Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理

通知モードおよびヒューマン・ワークフローのアクション可能なアカウントの構成

ヒューマン・ワークフローで通知を使用している場合は、通知モードと、電子メールのアクション可能なアカウントを構成します。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで管理者が構成します。

Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理

ユーザー・プリファレンスの指定によるメッセージへのアクセスに使用するデバイスの登録

このアクションにより、ワークフロー参加者は、通知メッセージを受信できます。たとえば、エンド・ユーザーは、電子メール・クライアントを登録し、受信するメッセージ・コンテンツとメッセージの受信に使用するチャネルを指定します。

チャネルが未指定の場合は、電子メールがデフォルトで使用されます。このアプリケーションに設定されているプリファレンスは、特定のエンド・ユーザーのみに適用され、他のユーザーには適用されません。

ユーザー・メッセージング・プリファレンス・ユーザー・インタフェースでエンド・ユーザーが登録します。このインタフェースには、Oracle BPM Worklist「プリファレンス」「通知」の順に選択してアクセスできます。

Oracle User Messaging Serviceの管理