メッセージをフィルタリングする式を指定するには:
式ビルダーを使用すると、フィルタ式をグラフィカルに作成できます。「式ビルダー」ダイアログには、フィルタ式の設計を支援するコンポーネントやコントロールが含まれています。
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「ルーティング・ルール」セクションの「フィルタ式」フィールドの右側にある「式ビルダーの起動」アイコンをクリックします。
図20-13に示すように、「式ビルダー」ダイアログが表示されます。
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「式」フィールドに値を追加するには、「変数」フィールドまたは「関数」パレットで、必要な値をダブルクリックします。変数要素、関数および手動で入力したテキストの組合せを使用して、このウィンドウで、特定のルーティング・ルールに対してメッセージ・ペイロードをフィルタリングする式を作成できます。
次の表で、「式ビルダー」ダイアログの各フィールドについて説明します。
表20-1 「式ビルダー」フィールド
フィールド 説明 式
このフィールドには、メッセージのフィルタに使用される実際の式が含まれます。フィルタ式は手動、または「変数」フィールドおよび「関数」パレットを使用して入力できます。
このフィールドの右上部に表示されている各アイコンを使用すると、最後に行った編集の取消し、最後に行った編集の再実行、または「式」フィールド全体のクリアを実行できます。
変数
このフィールドには、メディエータ・コンポーネントに対して定義されたメッセージが含まれます。Oracle JDeveloperはメディエータのWSDLファイルを解析し、メッセージ定義を「変数」フィールドに表示します。入力メッセージは
$in
変数に格納され、$in.properties
を使用して入力メッセージのプロパティにアクセスすることができます。入力メッセージが複数のパートで構成されている場合は、
$in.
partname
を使用して、入力メッセージのパートにアクセスします。「関数」パレット
このリストには、式に挿入できる関数のリストが表示されます。関数を選択すると、その関数が「式」フィールドに追加されたときにどのように表示されるかを示すプレビューが「コンテンツのプレビュー」フィールドに表示され、その関数の説明が「説明」フィールドに表示されます。
コンテンツのプレビュー
このフィールドには、「変数」フィールドまたは「関数」パレットで選択した値が「式」フィールドに挿入されたときの表示状態で示されます。
説明
このフィールドには、「変数」フィールドまたは「関数」パレットで選択した値の説明が表示されます。