タスク3: ファイル・アダプタ・サービスの作成方法

ドメイン値マップを作成した後は、ディレクトリからXMLファイルを読み取るreadFileという名前のファイル・アダプタ・サービスを作成します。

ノート:

メディエータは、Oracle RACの計画的停止に対して実行する際、同じファイルを2回処理する可能性があります。これは、ファイル・アダプタがXAに準拠していないアダプタであるためです。したがって、グローバル・トランザクションに組み入れると、各ファイルを1回のみ処理するXAインタフェース仕様に逸脱する可能性があります。

ファイル・アダプタ・サービスを作成するには:

「コンポーネント」ウィンドウで、「SOA」を選択します。
「ファイル・アダプタ」を選択し、「公開されたサービス」スイムレーンにドラッグします。
アダプタ構成ウィザードの「ようこそ」ページが開いた場合は、「次へ」をクリックします。

サービス名ページが表示されます。
「サービス名」フィールドにreadFileと入力し、「次へ」をクリックします。

「アダプタ・インタフェース」ページが表示されます。
「操作およびスキーマから定義(後で指定)」をクリックし、「次へ」をクリックします。

「操作」ページが表示されます。
「操作タイプ」フィールドで「Read File」を選択し、「次へ」をクリックします。

「ファイル・ディレクトリ」ページが表示されます。
「着信ファイル用のディレクトリ(物理パス)」フィールドに、ファイルの読取り先のディレクトリを入力します。
「次へ」をクリックします。

「ファイルのフィルタ処理」ページが表示されます。
「インクルード・ファイルの名前パターン」フィールドに*.xmlと入力し、「次へ」をクリックします。

「ファイル・ポーリング」ページが表示されます。
「ポーリング頻度」フィールドの値を1秒に変更し、「次へ」をクリックします。

「メッセージ」ページが表示されます。
「検索」をクリックします。

「タイプ・チューザ」ダイアログが表示されます。
「スキーマ・ファイルのインポート」をクリックします。

「スキーマ・ファイルのインポート」ダイアログが表示されます。
「検索」をクリックして、「サンプル」フォルダに存在するinput.xsdファイルを選択します。
「OK」をクリックします。
「タイプ・エクスプローラ」→「インポートしたスキーマ」→「input.xsd」の順にナビゲーション・ツリーを開きます。
「Root-Element」を選択して、「OK」をクリックします。
「次へ」をクリックします。

終了ページが表示されます。
「終了」をクリックします。
「ファイル」メニューから「すべて保存」を選択します。

図45-21に、SOAコンポジット・エディタのreadFileサービスを示します。

図45-21 SOAコンポジット・エディタのreadFileサービス

「図45-21 SOAコンポジット・エディタのreadFileサービス」の説明