タスク3: ファイル・アダプタ・サービスの作成方法

ドメイン値マップを作成した後は、ディレクトリからXMLファイルを読み取るReadOrdersという名前のファイル・アダプタ・サービスを作成します。

ノート:

Oracle Mediatorは、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)の計画的停止に対して実行する際、同じファイルを2回処理する可能性があります。これは、ファイル・アダプタがXAに準拠していないアダプタであるためです。したがって、グローバル・トランザクションに組み入れると、各ファイルを1回のみ処理するXAインタフェース仕様に逸脱する可能性があります。

ファイル・アダプタ・サービスを作成するには:

  1. 「コンポーネント」ウィンドウで、「SOA」を選択します。
  2. 「ファイル・アダプタ」を選択し、「公開されたサービス」スイムレーンにドラッグします。
  3. アダプタ構成ウィザードの「ようこそ」ページが開いた場合は、「次へ」をクリックします。

    サービス名ページが表示されます。

  4. 「サービス名」フィールドにReadOrdersと入力し、「次へ」をクリックします。

    「操作」ページが表示されます。

  5. 「操作タイプ」フィールドで「Read File」を選択し、「次へ」をクリックします。

    「ファイル・ディレクトリ」ページが表示されます。

  6. 「着信ファイル用のディレクトリ(物理パス)」フィールドに、ファイルの読取り先のディレクトリを入力します。
  7. 「次へ」をクリックします。

    「ファイルのフィルタ処理」ページが表示されます。

  8. 「インクルード・ファイルの名前パターン」フィールドに*.xmlと入力し、「次へ」をクリックします。

    「ファイル・ポーリング」ページが表示されます。

  9. 「ポーリング頻度」フィールドの値を10に変更し、「次へ」をクリックします。

    「メッセージ」ページが表示されます。

  10. 「検索」をクリックします。

    「タイプ・チューザ」ダイアログが表示されます。

  11. 「スキーマ・ファイルのインポート」をクリックします。

    「スキーマ・ファイルのインポート」ダイアログが表示されます。

  12. 「検索」をクリックして、Samplesフォルダに存在するOrder.xsdファイルを選択します。
  13. 「OK」をクリックします。
  14. 「タイプ・エクスプローラ」→「インポートしたスキーマ」→「Order.xsd」の順にナビゲーション・ツリーを開きます。
  15. 「listOfOrder」を選択して、「OK」をクリックします。
  16. 「次へ」をクリックします。

    終了ページが表示されます。

  17. 「終了」をクリックします。
  18. 「ファイル」メニューから「すべて保存」をクリックします。

    図45-12に、SOAコンポジット・エディタReadOrdersサービスを示します。

    図45-12 SOAコンポジット・エディタのReadOrdersサービス

    図45-12の説明が続きます
    「図45-12 SOAコンポジット・エディタのReadOrdersサービス」の説明