タスク問合せサービス

タスク問合せサービスでは、様々な検索基準(キーワード、カテゴリ、ステータス、ビジネス・プロセス、属性値、タスクの履歴情報など)に基づいてタスクを問い合せます。表34-5に、タスク問合せサービスの一般的な操作の一部を示します。パッケージoracle.bpel.services.workflow.queryは、タスク問合せサービスに対応しています。

タスク問合せサービスの詳細は、『Oracle SOA Suiteワークフロー・サービスJava APIリファレンス』を参照してください。

表34-5 タスク問合せサービスのメソッド

メソッド 説明

authenticate

アイデンティティ認証サービスでユーザーを認証し、有効なIWorkflowContextオブジェクトを渡して戻します。

authenticateOnBehalfOf

必要に応じ、他のユーザーにかわって認証を行います。

countTasks

指定した問合せ基準に一致するタスクの数をカウントします。

countViewTasks

指定したビューの問合せ基準に一致するタスクの数をカウントします。

createContext

事前認証済のHTTPリクエストから有効なIWorkflowContextオブジェクトを作成します。

doesTaskExist

指定した問合せ基準に一致する既存タスクがあるかどうかを確認します。

すべてのピラー・データを検索(つまり、パッケージ全体を検索)するための割当てフィルタ値としてSYSを含めます。

doesViewTaskExist

指定したビューの問合せ基準に一致するタスクが存在するかどうかを確認します。

すべてのピラー・データを検索(つまり、パッケージ全体を検索)するための割当てフィルタ値としてSYSを含めます。

destroyWorkflowContext

不要になったヒューマン・ワークフロー・コンテキストをクリーン・アップします。通常、このメソッドはユーザーのログアウト時に使用されます。

getPersistedTaskSequence

キャッシュされたタスク順序オブジェクトが存在し、fetchTaskSequenceForRootTasktrueである場合に、そのオブジェクトを取得します。それ以外の場合は、TaskSequenceTypeALLである新しいタスク順序オブジェクトを準備してキャッシュします。タスク順序オブジェクトが処理され、必要なタスク順序レコードを削除または保持するファイラが適用されます。タスク順序レコードがいくつか削除される可能性があるため、順序番号が再生成されます。最後に集計ロジックが実行され、タスク順序内で繰り返されている参加者がすべて縮小されます。

APIシグネチャ: EJBとSOAPの両方の一部として公開されます。
TaskSequence 
oracle.bpel.services.workflow.query.ITaskQueryService.getPersistedTaskSequence 

( 
IWorkflowContext ctx, 
String taskId,List<String> taskDisplayColumns, List<TaskSequenceType> 
taskSequenceType, 
List<TaskSequenceBuilderContext> taskSequenceBuilderContext, boolean 
fetchTaskSequenceForRootTask, 
Set<TaskSequenceFilterOptionalInfoType> optionalInfo 
) 
throws WorkflowException;
入力属性:
  • ctx: ワークフロー・コンテキスト(有効なトークンまたは資格証明を含むことができます)。
  • taskId: タスク順序の詳細が必要なタスクID。
  • taskDisplayColumns: 問い合せるタスク列。
  • taskSequenceType: 取得されるタスク順序タイプを含むリスト。
  • taskSequenceBuilderContext: タスク順序ビルダーのコンテキストを含むリスト。STAGEおよびWORKFLOW_PATTERNでのみサポートされます。値がINCLUDE_SEQUENCE_FOR_SINGLE_CHILDの場合、または複数の値が渡された場合、サポートされない操作例外がスローされます。
  • fetchTaskSequenceForRootTask: trueの場合はルート・タスクのタスク順序を取得し、それ以外の場合は現在のタスクのタスク順序を取得します。ルート・タスクはメイン・タスクであり、パラレル・タスクを表すサブタスクを持つことができます。キャッシュは、fetchTaskSequenceForRootTasktrueの場合にのみ実行されます。キャッシュされたタスク順序は、fetchTaskSequenceForRootTasktrueの場合にのみ取得されます。fetchTaskSequenceForRootTaskfalseの場合、タスク順序が再計算されます。
  • optionalInfo: システム承認を示すために添付、コメントおよびフラグに使用されます。サポートされている値は、COMMENTSATTACHMENTSISSYSTEMAPPROVEDTRANSLATEREFRESHです。
  • @return TaskSequenceオブジェクト。タスク順序ツリーを表します。
  • @exception WorkflowException (タスク順序の取得中にランタイム・エラーが発生した場合)。
APIの使用に関する制限:
  • taskSequenceBuilderContext: STAGEおよびWORKFLOW_PATTERNでのみサポートされます。値がINCLUDE_SEQUENCE_FOR_SINGLE_CHILDの場合、または複数の値が渡された場合、サポートされない操作例外がスローされます。
  • fetchTaskSequenceForRootTask: キャッシュは、fetchTaskSequenceForRootTasktrueの場合にのみ実行されます。キャッシュされたタスク順序は、fetchTaskSequenceForRootTasktrueの場合にのみ取得されます。fetchTaskSequenceForRootTaskfalseの場合、タスク順序が再計算されます。
  • 宣言コンポーネントからのコールと電子メールのコールには翻訳がありません。
  • タスクに対するアクションが実行されたときにOracle Business Process Managementがタスク順序データをキャッシュするのは、電子メール通知が有効になっている場合のみです。getPersistedTasksequence()の呼出し時に電子メールが有効になっていない場合、タスク順序のみが生成され、キャッシュに格納されます。要約すると、電子メールが有効になっていない場合、getPersistedTaskSequence()の最初の呼出し時にキャッシュ・ミスが発生し、BPMがデータを生成して格納します。getPersistedTaskSequence()の後続のコールでは、最初の呼出しの一部として生成されたデータが使用されます。

getTask

コール元によって指定された詳細が移入された単一のタスクを取得します。

インタフェース:

public Task getTask(IWorkflowContext ctx, TaskIdentifier taskIdentifier, List<String> columnList, List<OptionalInfo> optionalInformation) throws WorkflowException;

  • IWorkflowContext ctx: 認証されたユーザー・コンテキスト。
  • TaskIdentifier taskIdentifier
    TaskIdentifier {
        Type (enum): Id, Number, IdentificationKey
        Value (String): <value>
    }
    次に示すタスクの一意識別子のいずれかを使用できます:
    • Task Id
    • Task Number
    • Identification Key
  • List<String> columnList: 返されるタスク・オブジェクトに移入するタスク列のリスト。

    ノート: TaskIdTaskNumberなど、常に移入されるデフォルト列があります。

  • List<OptionalInfo> optionalInformation: コメント、添付、アクションなど、返されるタスク・オブジェクトに移入される追加/オプションのデータ/情報のリスト。

    ノート: デフォルトでは、追加データはいずれも移入されません。

  • IdentificationKey: IdentificationKeyが特定のタスクに対して一意であることを確認するためにヒューマン・ワークフロー・タスクを使用するのは、システムの役割です。タスクがパラレルで実行されている場合(サブタスク)、すべてのサブタスクのIdentificationKeyは、元のタスクまたは開始されたタスクと同じになります。

    複数のタスクが同じIdentificationKeyを持つ場合、タスク番号が最も大きいタスクがフェッチされます。

    タスクのIdentificationKey列には、IdentificationKeyに基づいて単一のタスクの問合せをサポートする既存の索引があります。

利点:

  • TaskIDTaskNumberおよびIdentificationKeyのいずれかの一意識別子によって、単一のAPIを使用して単一のタスクをフェッチします。
  • 単一のタスクが必要な場合、完全なタスクを取得する必要はありません:
    • List<String> columnListパラメータを使用して、タスクでフェッチおよび移入する必要があるタスク情報を指定できます。
    • List<OptionalInfo> optionalInformationパラメータを使用して、タスクでフェッチおよび移入する必要がある追加情報を指定できます。
  • ユーザーがタスクに対して実行できるアクションのみが必要な場合に使用します。
  • タスクの添付のリストのみが必要な場合に使用します。
  • タスクのコメントのリストのみが必要な場合に使用します。

推奨事項および使用上のノート:

  • 次のAPIの使用をgetTaskに置き換えます:
    • getTaskDetailsById
    • getTaskDetailsByNumber
    • queryTasks:
      単一タスクをフェッチするには
      • IdentificationKeyを使用
      • 次のものはqueryTasksでのみ使用可能であるため:
        • List<String> columnList
        • List<OptionalInfo> optionalInformation
  • ユーザーがタスクに対して実行できるアクションのリストのみが必要な場合: columnListをnull/空とし、optionalInformationALL_ACTIONSのみを指定して、getTaskをコールします。
  • タスクの添付のリストのみが必要な場合: columnListをnull/空とし、optionalInformationATTACHMENTSのみを指定して、getTaskをコールします。
  • タスクのコメントのリストのみが必要な場合: columnListをnull/空とし、optionalInformationCOMMENTSのみを指定して、getTaskをコールします。

getTaskActionsWithOptionalAttrs

現在のタスクの状態とリクエスト元ユーザーに割り当てられたロールに基づいて、許可されるすべてのアクションを計算して返します。

インタフェース:

public List<Task> getTaskActionsWithOptionalAttrs(IWorkflowContext ctx, List<TaskIdentifier> taskIdentifiers, Map<TaskIdentifier, TaskActionsType> actions, Map<TaskIdentifier, List<OptionalAttribute>> optAttrs) throws WorkflowException;

  • ctxtaskIdentifiersは必須パラメータです。
  • taskIdentifiersは1つまたは複数です。
  • TaskIdentifierは現在、taskIdtaskNumberおよびIdentificationKeyをサポートしています。入力リストには、TaskIdentifierタイプの任意の組合せを含めることができます。
  • actionsはオプション・パラメータです。特定のtaskIdentifierに対して何もリクエストされていない場合、デフォルトでは、対応するtaskIdentifierに対してALL_ACTIONSが計算されます。
  • TaskActionsTypeは、サポートされている次の値を含むEnumです:
    • ALL_ACTIONS
    • GROUP_ACTIONS
    • CUSTOM_ACTIONS
  • 返されるタスク・オブジェクトには、actions入力、タスクの現在の状態、およびリクエストされたユーザーに割り当てられたロールに基づいて、そのタスクに対して許可されるアクションの現在のセットが含まれます。
  • 返されるタスク・オブジェクトには、基本的な出力パラメータとしてタスクID、番号およびidentificationKeyが含まれます。また、許可されるアクションとoptAttrsパラメータを使用してリクエストされたオプション情報も含まれます。返されるアクションには、次のようにアクセスできます:
    • returnTask.getSystemAttributes().getRestrictedActions()
    • returnTask.getSystemAttributes().getSystemActions()
    • returnTask.getSystemAttributes().getCustomActions()
  • ユーザーは、optAttrsパラメータを使用して、追加のオプション情報をリクエストできます。現在、このAPIでサポートされているオプション属性はWORKLIST_URLのみです。この属性の戻り値には、returnTask.getSystemAttributes().getDisplayInfo()を使用してアクセスできます。
  • 返されるタスク・リスト数は、リクエストされたTaskIdentifierリスト数と一致しない場合があります。入力TaskIdentifierを使用してシステムで見つけることのできないタスクは無視されます。
  • APIが複数のタスクに対してコールされる場合は特に、1秒未満というベンチマークを満たさないことがあります。
  • 検証: すべての入力パラメータが検証されます。無効な入力があると、APIはWorkflowExceptionをスローし、根本原因を適切に引用します。

getTaskDetailsById

タスクのtaskIdプロパティから特定のタスクの詳細を取得します。

getTaskDetailsByNumber

タスクのtask numberプロパティから特定のタスクの詳細を取得します。

getTaskHistory

指定タスクIDのタスク・バージョンのリストを取得します。

getTasks

タスクを上位レベルで問い合せて取得します:
  • task-definitionidentification-keystate、アプリケーション・ストライプ/ロールなどの上位レベルの検索属性を使用します。
  • APIは、次のいずれかを返します:
    • ルート・タスクのみ
    • 集計済タスク(つまり、集計済タスクと、集計できないか集計する必要のないタスクの両方)。
    • ルート・タスクとサブ・タスク。承認フロー内の他のタスクは返されません。
    • 前述のいずれかに加えて、FYIタスク(明示的にリクエストされた場合)。
  • その他すべてのドリルダウンのケースで、個別のAPIを使用して設計とパフォーマンスを向上させることができます。
ユースケースの例を次に示します:
  • ワークリスト+: 高レベルのルート・タスクとFYIタスクのみをフェッチし、集計の場合は集計済タスクのみをフェッチします。
  • HCM: すべてのルート・タスクをフェッチします。集計は使用されないため、明示的に指定する必要はありません。
  • FIN: 様々なユースケースがあります:
    • すべてのルート・タスクのみをフェッチします。APIの使用: ROOT_TASK_ONLY
    • ルート・タスクとサブ・タスクのみを含むタスクをフェッチします。たとえば、オーダーに100件の明細があり、顧客がそのオーダーとサブ・タスクの根本原因を取得したいと考えている場合です。つまり、その100件の明細に対する100個の収集ターゲット・インスタンスが返されます。他のタスクは、集計済タスクであっても返されません。APIの使用: ROOT_TASK_AND_SUB_TASKS_ONLY
    • 集計済タスク(つまり、集計済タスクと、集計できないか集計する必要のないタスク)をフェッチします。APIの使用: AGGREGATED_TASKS

インタフェース:

List<Task> getTasks(IWorkflowContext wfCtx, Set<String> displayColumns, QueryContext qryCtx) throws WorkflowException

このAPIのQueryContextで適用可能なパラメータは次のとおりです:

  • QueryAssignmentFilter queryAssignmentFilter (必須)

    現在、次がサポートされています:

    • MY
    • GROUP
    • MY_GROUP
    • MY_GROUP_ALL
    • OWNER
    • CREATOR

    その他は必要に応じて追加されます。

  • QueryContextTaskIdentifier taskIdentifier (必須)

    • QueryContextTaskIdentifierEnum
    • List<String>
    • Enum QueryContextTaskIdentifierEnum
      • String TASK_DEFN_NAME
      • String TASK_DEFN_ID
      • String TASK_NAME_SPACE
  • QueryContextTaskSelector taskSelector

    • QueryContextTaskSelectorEnum
    • Enum QueryContextTaskSelectorEnum
      • String ROOT_TASK_ONLY
      • String AGGREGATED_TASKS
      • String ROOT_TASK_AND_SUB_TASKS_ONLY
  • List<String> identificationKeys = new ArrayList<String>();
  • List<String> applicationStripes = new ArrayList<String>();
  • List<String> applicationRoles = new ArrayList<String>();
  • QueryContextTaskStates taskStates;

    • List<TaskStatesEnum> states;
    • Enum TaskStatesEnum
      • "ALERTED"
      • "ASSIGNED"
      • "COMPLETED"
      • "DELETED"
      • "ERRORED"
      • "EXPIRED"
      • "INFO_REQUESTED"
      • "OUTCOME_UPDATED"
      • "STALE"
      • "SUSPENDED"
      • "WITHDRAWN"
  • boolean includeFYITasks (デフォルトはfalse)
  • int startRow;
  • int endRow;
  • boolean localizeTasks (デフォルトはfalse)
  • taskOutcome (単一値)次のいずれかを選択します:

    • カスタム値
    • 次の列挙
      • APPROVE
      • REJECT
      • DEFER
      • YES
      • OK
      • ACCEPT
      • NO

使用上のノート:

  • インタフェースでは、wfCtxqryCtxの両方が必須パラメータです。displayColumnsは、ユーザーが追加の表示列をフェッチする場合のオプション・パラメータです。
  • qryCtxにおいて:
    • queryAssignmentFiltertaskIdentifierは必須パラメータであり、残りはすべてオプション・パラメータです。
    • デフォルトのstartRow0、デフォルトのendRow50です。
    • ユーザーが50行を超えるページ区切りサイズをリクエストすることはできません。
    • ROOT_TASK_ONLYはルート・タスクのみを返します。
    • AGGREGATED_TASKSは、集計済タスクと、集計できないか集計する必要のないタスクを返します。
    • ROOT_TASK_AND_SUB_TASKS_ONLYは、ルート・タスクと各ルート・タスクのサブタスク(収集ターゲット・インスタンス)のみを返します。
  • このAPIは、デフォルトでFYIタスク(includeFYITasks = false)を除外します。ユーザーは、このブールをtrueに設定することで、FYIタスクを返すように明示的にリクエストできます:
    • includeFYITasks=truetaskSelector=ROOT_TASK_ONLYとともに使用すると、ルート・レベルのFYIタスクもすべて返されます。
    • includeFYITasks=truetaskSelector=AGGREGATED_TASKSとともに使用すると、集計済FYIタスクと集計できない集計済タスクもすべて返されます。
  • 現在、順序付けをパラメータとして指定するオプションはありません。順序付けは、降順のtask-numberおよび末尾のnullを使用して、デフォルトで行われます。
  • 状態が検索フィルタとして使用されていない場合、すべての状態のタスクが問合せでフェッチされるため、データ取得のパフォーマンスに影響が出ます。
  • ASSIGNEDまたはREQUEST_INFO、あるいはその両方のタスク状態を検索する場合、このAPIがアクション可能なタスクを返すのは、ASSIGNEES != nullというサブ条件を問合せに追加したときのみです。
  • このAPIは、パフォーマンス上の理由から、デフォルトでタスクのローカライズ/翻訳を行いません。タイトルなどのタスク・フィールドの翻訳を明示的にリクエストするには、コール元でlocalizeTasks属性を使用する必要があります。
  • アクション計算:
    • このAPIは、「完全な」アクション計算は行わないため、アクション関連の属性を返しません。
    • このAPIは、ユーザーがタスクへの読取りアクセス権を持っているかどうかを確認するために「制限付き」アクション計算を行います。それ以外の場合は、空のタスクを移入します。
    • 完全なアクション計算を行うには、getTaskActionsWithOptionalAttrs APIを使用します。
  • デフォルト列セット:
    • WFTASK_TASKID_COLUMN
    • WFTASK_ASSIGNEES_COLUMN
    • WFTASK_ASSIGNEESDISPLAYNAME_COLUMN
    • WFTASK_ASSIGNEDDATE_COLUMN
    • WFTASK_STATE_COLUMN
    • WFTASK_SUBSTATE_COLUMN
    • WFTASK_TITLE_COLUMN
    • WFTASK_DUEDATE_COLUMN
    • WFTASK_TASKDISPLAYURL_COLUMNは、インスタンス・レベルのURL (wftask表に格納されているもの)を返します。パフォーマンス上の理由により、APIレベルの処理は行われません。
    • WFTASK_UPDATEDBY_COLUMN
    • <collection target>
    • taskDefinitionId
    • isRoot
    • isAggregated
    • isFyi
  • 追加の表示列セット: 追加のセットでは次の列のみが許可されます:
    • Identificationkey
    • Stage
    • VersionReason
    • TaskDefinitionName
    • RootTaskID
    • ParentTaskId
    • taskNumber (ワークリストのユース・ケースにより追加)
  • 返されるフィールド・セット内の翻訳可能フィールド: 追加のセットでは次の列のみが許可されます:
    • Title (wftask_tl表にある翻訳済の値)
    • State (wftask_tl表にある翻訳済の値)
    • Assignees (問合せ処理中の表示名の翻訳)
    • UpdatedBy (問合せ処理中の表示名の翻訳)
  • 1秒未満というベンチマークを満たします。

includeFYITasksを使用したタスク・セレクタの条件:

  • includeFYITasks = true
    • ROOT_TASK_ONLY
      • ベース条件AND (roottaskid = taskid)
    • AGGREGATED_TASKS
      • ベース条件AND (workflowpattern = 'AGGREGATION' OR (aggregationtaskid IS NULL AND subtaskgroupinstanceid IS NOT NULL) OR (roottaskid = taskid AND aggregationtaskid IS NULL AND subtaskgroupinstanceid IS NULL))
    • ROOT_TASK_AND_SUB_TASKS_ONLY
      • ベース条件AND (roottaskid = taskid OR subtaskgroupinstanceid IS NOT NULL)
  • includeFYITasks = false
    • ROOT_TASK_ONLY
      • ベース条件AND (IWT.taskid = IWT.roottaskid AND EXISTS (select 1 from wftask wfn where (wfn.workflowpattern IS NULL OR wfn.workflowpattern <> 'FYI') AND WT.rootTaskId = wfn.rootTaskId)
    • AGGREGATED_TASKS
      • ベース条件AND ((workflowpattern = 'AGGREGATION' AND EXISTS (select 1 from wftask w2 where (w2.workflowpattern IS NULL OR w2.workflowpattern <> 'FYI') AND w2.aggregationtaskid = IWT.taskid)) OR (aggregationtaskid IS NULL AND subtaskgroupinstanceid IS NOT NULL AND workflowpattern <> 'FYI') OR (roottaskid = taskid AND aggregationtaskid IS NULL AND subtaskgroupinstanceid IS NULL AND workflowpattern <> 'FYI'))
    • ROOT_TASK_AND_SUB_TASKS_ONLY
      • ベース条件AND ((IWT.taskid = IWT.roottaskid OR subtaskgroupinstanceid IS NOT NULL) AND EXISTS (select 1 from wftask wfn (where wfn.workflowpattern IS NULL OR wfn.workflowpattern <> 'FYI') AND IWT.rootTaskId = wfn.rootTaskId))

getTaskSequence

タイプが順序のタスクについて、IDがタスクIDのタスクのタスク順序ツリーを取得します。

getTaskVersionDetails

指定のタスクIDとバージョン番号について、特定のタスク・バージョン詳細を取得します。

getWorkflowContext

指定のコンテキスト・トークンを使用してヒューマン・ワークフロー・コンテキストを取得します。

getWorkflowContextForAuthenticatedUser

JAASアプリケーションによって認証されたユーザーのIWorkflowContextオブジェクトを取得します。これは、Enterprise JavaBeansアイデンティティ伝播またはSAMLトークン・アイデンティティ伝播とともに使用します。

isFYITask

taskIdまたはrootTaskId入力パラメータに基づいて、関連付けられたタスクがFYIタスクの場合はtrue、それ以外の場合はfalseを返します。

インタフェース:

boolean isFYITask(IWorkflowContext wfCtx, String taskId) throws WorkflowException

  • wfCtxtaskIdは、どちらも必須パラメータです。
  • 1秒未満というベンチマークを満たします。

動作:

次の条件が満たされると、APIはtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。

  • FYI自体としてのルート・タスク: 入力としてrootTaskIdを使用します。

  • FYIとして1つの子を持つか、FYIとしてすべての子を持つルート(集計と非集計の両方): 入力としてrootTaskIdを使用します。

  • FYI自体としてのサブタスク: 入力としてtaskIdを使用します。

queryAggregatedTasks

指定した問合せを実行し、問合せで返されたタスクの数を、指定した列ごとにグループ化して集計します。

queryTaskErrors

指定の述語に一致するタスク・エラー・オブジェクトのリストを返します。

queryTasks

指定のフィルタ条件に一致するタスクのリストを返します。タスクは、指定の順序付け条件(存在する場合)に従ってリストされます。基準に一致するタスクのリスト全体を返すか、クライアントがページング問合せを実行できます。その場合は、リストのうち指定した数のタスクのみが取得されます。フィルタ条件は次のとおりです。

  • assignmentFilter: タスクを割当て先または作成者に従ってフィルタします。割当てフィルタに指定できる値は次のとおりです:

    • ADMIN: フィルタリングなし。割当てや作成者に関係なく全タスクが返されます。
    • ALL: フィルタリングなし。割当てや作成者に関係なく全タスクが返されます。
    • CREATOR: コンテキスト・ユーザーが作成者であるタスクが返されます。
    • GROUP: コンテキスト・ユーザーがメンバーであるグループ、アプリケーション・ロールまたはユーザーのリストに割り当てられているタスクが返されます。
    • MY: コンテキスト・ユーザーに排他的に割り当てられているタスクが返されます。
    • MY_AND_GROUP: コンテキスト・ユーザー、またはコンテキスト・ユーザーがメンバーであるグループ、アプリケーション・ロールまたはユーザーのリストに、排他的に割り当てられているタスクが返されます(他のユーザーによって申告されたタスクは除きます)。
    • MY_AND_GROUP_ALL: コンテキスト・ユーザー、またはコンテキスト・ユーザーがメンバーであるグループ、アプリケーション・ロールまたはユーザーのリストに、排他的に割り当てられているタスクが返されます(他のユーザーによって申告されたタスクを含みます)。
    • OWNER: コンテキスト・ユーザーがタスク所有者であるタスクが返されます。
    • PREVIOUS: コンテキスト・ユーザーが以前に更新したタスクが返されます。
    • REPORTEES: コンテキスト・ユーザーの報告先に割り当てられているタスクが返されます。
    • REVIEWER: コンテキスト・ユーザーがレビューアであるタスクが返されます。

  • keywords: オプションの検索文字列です。この場合は、この文字列がタスクのタイトル、タスク識別キーまたはタスク・テキスト・マップ済属性(以前のフレックス・フィールド)に含まれているタスクのみが返されます。

  • predicate: オプションのoracle.bpel.services.workflow.repos.Predicateオブジェクトです。これによって、クライアントはSQLのような複雑な問合せ述語を指定できます。

queryViewAggregatedTasks

指定したビューに定義されているように問合せを実行し、そのビューに定義されているチャート・プロパティに従って選択したタスクを集計します。

queryViewTasks

指定のビューの基準に従ってタスクのリストが返されます。タスク・リストの全体またはページを返すことができます。クライアントは、ビューのコンテンツに対してフィルタと順序付け基準を追加指定できます。