returnValueの使用:
「returnValue」列は、SBL_001などのテキスト値として定義されるか、パラメータ名によって定義されるかのいずれかです。たとえば、最初の関数であるlookupXRefを見ると、この関数にはRefColumnValueという戻り値があります。これはパラメータの名前(RefColumnValue)であるため、このパラメータの値は、XSLTに対する関数の戻り値です。
たとえば、lookupXRef関数に対して次のようなコールを実行するとします。
lookupXRef( oramds:/apps/AIAMetaData/xref/CUSTOMERPARTY_PARTYLOCATIONID.xref", "COMMON_ID", "COMMON_001", "SBL_ID", false())
これは渡されたRefColumnValueパラメータの値のため、値COMMON_001
が返されます。
markForDelete関数では、値true
が返され、ブール
に変換されます。
lookupXRef1M関数およびlookupPopulatedColumns関数では、関数によってノードセットが返されます。このノードセットには、次の書式の要素が含まれています。
<column name="columnNameHere">columnValueHere</column>
図41-41に示すとおり、lookupXRef1M関数のデフォルト値は次のとおりです:
:RefColumnName:RefColumnValue:ColumnName:RefColumnValue
これによって、関数からノードセットで返される2つの列ノードの列名と値がエンコードされます。最初の文字は、情報の解析で使用されるデリミタを定義します。データにコロン(:)が含まれている場合は、デリミタとしてテスト・データにない任意の文字を使用できますが、その文字を最初の文字として配置し、データを区切るために使用する(#abc:def#abc:ghi
など)ことで使用できます。
たとえば、lookupXRef1M
に対して次の関数コールを実行するとします。
lookupXRef1M ("oramds:/mydata", "COMMON_ID", "COMMON_001", "SAP_ID", false())
:RefColumnName:RefColumnValue:ColumnName:RefColumnValue
の戻り値にデフォルト定義を使用すると、次の2つの列要素が返されます。
<column name="COMMON_ID">COMMON_001</column> <column name="SAP_ID">COMMON_001</column>
:SAP_ID:SAP_001:SBL_ID:SBL_001:ORCL_ID:ORCL_001
のreturnValue
を持つようにDVMで行を変更した場合、関数によって次の3つの列ノードが返されます。
<column name="SAP_ID">SAP_001</column> <column name="SBL_ID">SBL_001</column> <column name="ORCL_ID">ORCL_001</column>