7.3 リソース・マネージャの計画
この項で説明する点を考慮して、リソース・マネージャについて計画します。選択するリソース・マネージャとその使用方法に応じて、アプリケーションの構成要件は異なります。
- サポートされているリソース・マネージャ
トランザクション参加側サービスは、リソース・マネージャを使用してアプリケーション・データを格納できます。 - リソース・マネージャのサポートされているドライバ
使用するリソース・マネージャで機能する、正しいJDBCドライバとUCPバージョンを必要に応じて選択するのはアプリケーション開発者の責任です。 - 非XAリソースの最適化
ロギング・ラスト・リソース(LLR)またはラスト・リソース・コミット(LRC)の最適化を使用すると、1つの非XAリソースがグローバル・トランザクションに参加できるようになります。 - 複数のアプリケーションの共通リソース・マネージャ
複数の参加側サービスに共通リソース・マネージャを使用する場合、MicroTxはコミット処理を最適化できるため、XAトランザクションのスループットが向上し、レイテンシが低下します。 - 1つのアプリケーションでの複数のリソース・マネージャの構成
1つの参加側サービスに対して複数のリソース・マネージャを使用できます。ビジネス・ロジックに基づいて、1つの参加側サービスは、複数のXA準拠リソース・マネージャに接続できます。ただし、1つのトランザクションで非XAリソースは1つしかサポートされません。 - XAトランザクションの動的リカバリについて
トランザクション・コーディネータ・サーバーは、障害後にサーバーが再起動したときに進行中のトランザクションを再開します。
親トピック: XAでのアプリケーションの開発