ドックレットへのコンテンツの埋込みについて

ExcelベースおよびReportsベースのリファレンス・ドックレットがレポート・パッケージに追加され、レポート・コンテンツの作成と名前付き範囲の定義が完了し、使用可能なコンテンツが特定されると、このコンテンツを埋め込むことができます。コンテンツは、WordまたはPowerPointドックレットに埋め込むことができます。たとえば、レポート・パッケージ内の使用可能なコンテンツの中に、文書作成者がドックレットへの追加を希望するチャート、グリッド、ノートまたはテキスト・ボックスが存在する可能性があります。

次のいずれかの方法を使用して、ドックレットにコンテンツを埋め込むことができます:

ノート:

開始する前に:

ドックレットへのコンテンツの埋込みに関するガイドライン

  • Wordでは、段落マーカーを表示して、コンテンツを埋め込む位置を正確に確認できます。図23-25では、Wordドックレット内の埋込みコンテンツの挿入位置を緑色の矢印で示しています。

    図23-25 挿入位置にカーソルが置かれたターゲットWordドックレットの例

    段落マーカーを指す矢印が示されたWordドックレットの一部。ここにコンテンツが埋め込まれます。

    Wordドックレットの埋込みコンテンツの例を図23-26に示します。この図は、Wordの「ホーム」リボンで「段落」グループの「編集記号の表示/非表示」ボタンが有効であると仮定しています。

    図23-26 コンテンツを埋め込んだ後のターゲット・ドックレットの例

    選択した使用可能なコンテンツがドックレットに埋め込まれています

    埋込みコンテンツの前および外側に空白の余分な段落マーカーがないか注意してください。必要に応じて、余分なマーカーを削除すれは、ドックレットの外観がよくなります。

  • PowerPointスライドでは、スライドのフォーマットに応じて、他のテキストやグラフィックが含まれていないスライドに表またはグラフを埋め込むことができます。その場合、スライドの任意の場所をクリックするだけです。埋込みコンテンツをスライドのテキスト内の特定の位置に挿入する必要がある場合は、図23-27に示すように挿入位置にカーソルを置きます

    図23-27 挿入位置にカーソルが置かれたターゲットPowerPointドックレットの例


    カーソルが矢印で指し示されているPowerPointドックレットの一部。ここにコンテンツが埋め込まれます。
  • Word:

    • Wordドックレットの先頭(Wordドキュメントの1行目の最初の空白)に埋込みコンテンツを配置する場合、すでに埋め込まれているコンテンツの前にコンテンツを埋め込むことはできません。すでに埋め込まれているコンテンツの直後にコンテンツを埋め込むことはできますが、前に埋め込むことはできません。これを回避するには:

      • 埋込みコンテンツを削除し、正しい順序でコンテンツを再度埋め込みます。埋込みコンテンツを削除するには、埋込みコンテンツの後に空白行を追加し、その空白行と埋込みコンテンツを一緒に選択して右クリックし、コンテキスト・メニューから「コンテンツ コントロールの削除」を選択します。次に、空白行と埋込みコンテンツをもう一度選択してから、[Delete]を押します。

      • Wordドキュメントの先頭に空白行を配置し、必要に応じて、埋込みコンテンツの最初のインスタンスの前に埋込みコンテンツを挿入できるようにしておきます。

    • Wordドックレットの先頭(Wordドキュメントの1行目の最初の空白)に複数行グリッドで構成されるコンテンツを埋め込んだ場合、埋込みコンテンツのみを削除することはできません。Wordドックレットの先頭に埋め込まれた単一行グリッドは削除できます。

      これに対処するは、埋込みコンテンツの後に空白行を追加し、その空白行と埋込みコンテンツを一緒に選択し、右クリックしてコンテキスト・メニューから「コンテンツ コントロールの削除」を選択します。次に、空白行と埋込みコンテンツをもう一度選択してから、[Delete]を押します。

  • PowerPoint:

    埋込みコンテンツのサイズを変更すると、スライド上のイメージの変更後の高さがリフレッシュ後も保持され、リフレッシュされたイメージはソース・オブジェクトと同じ縦横比になります。