Account Reconciliationに残高をインポートするためのデータ・ロード定義について

データ・ロード定義を使用すると、データ管理またはデータ統合を使用して設定した残高をインポートできます。

残高を複数回インポートすることはよくありますが、データ・ロードを定義することは、その場合に特に有用です。データ・ロードを定義した後、データ・ロードを実行して残高をロードし、結果を確認してエラーがあれば修正できます。

同じ期間のロードは場所ごとに順序に従って実行する必要があり、並列では実行できません。複数の場所にわたって似たタイミングでロードする場合は、必要に応じて場所別に実行するようにデータ・ロード定義を構成できます。たとえば、場所AとBに同じまたは似たタイミングで到着する残高ファイルがある場合は、同じデータ・ロード定義内で構成することで、これらが連続して(順序に従って)実行されるようにスケジュールできます。

デフォルトでは、データ・ロード・ルールは一度に1つずつ実行され、データ・ロード・ルール・ジョブの完了後に別のデータ・ロード・ルール・ジョブが開始されます。ただし、「データ・ロード・ルールを並列で実行」チェック・ボックスを使用することで、すべてのデータ・ロード・ルールを一度に実行でき、すべてのデータ・ロード・ルールが完了した後、ステージングが完了に設定されます。このことは、大規模なデータ・セットを処理するときのパフォーマンスの向上に役立ちます。

インポートされた残高の上位の通貨バケットへの自動換算

データ管理を使用して残高をロードするときに、ソース・システムがすべての通貨バケットの残高をネイティブに提供しない場合、ロード・プロセスはインポートされたソース・システムまたはサブシステムの残高を換算し、構成済の上位通貨バケットにロードします。通貨換算は、ソースが通常、入力済残高のみを保存するトランザクション・システムであるシナリオで役立ちます。

通貨換算は、構成済の通貨レートを使用して実行されます。通貨レートが利用できない場合、通貨換算は失敗します。インポートされた残高の自動換算を有効化するには、データ・ロードを定義するときに「残高を上位の通貨バケットに換算」を選択する必要があります。データ・ロード定義を作成して保存する手順を参照してください。

構成されている通貨バケットに応じて、換算オプション(優先度順)は次のとおりです:

  • 入力済残高から機能残高へ
  • 入力済残高から機能およびレポート残高へ
  • 機能残高からレポート残高へ