照合コンプライアンスでの事前マップ済トランザクションのインポート

フラット・ファイルから照合にトランザクションをインポートできます。たとえば、2016年7月の前払費用に関する10の請求書を、ソース・システムからフラット・ファイルにエクスポートします。照合コンプライアンスで、2016年7月の前払費用に関する照合に取引をインポートします。

注:

インポート・ファイルには最大500000行を含めることができます。
ファイル・フォーマット
  • トランザクションのインポート・ファイルは、カンマ区切り値(.csv)ファイルです。
  • 最大百万件までのトランザクションをインポートできます。
  • 各トランザクションを定義するために別々の行が使用されます。最初の行には、トランザクション日など、列のデータを識別する列見出しが含まれます。必須列は「概略」であり、複数の照合間でトランザクションをロードしている場合は、照合勘定科目IDも必要です。「経過期間」を計算できるように、「トランザクション日」を含めることをお薦めします。
  • 通貨換算の影響を受けない有効な通貨バケットに対して金額と通貨を指定することもできます。フィールドには、通貨バケットを示す数字付きの金額および金額通貨というラベルを付ける必要があります。たとえば、金額1と金額通貨1では、1つ目の通貨バケットの金額および通貨を指定します。

    注:

    換算されたバケットの金額または通貨を含める必要はありません

  • この照合に対して構成済の追加バケットがあり、追加バケットの値をインポートしない場合、プロファイルで選択したデフォルトの通貨コードに対して選択した為替レートを使用して金額が計算されます。
  • 通貨を指定して金額を指定しないと、入力済の通貨コードを使用して金額が計算されます。

  • 金額と通貨コードを指定すると、金額が計算済の換算金額と比較され、差異があれば、金額はオーバーライドとしてマークされます。

  • ファイル・インポートではバックスラッシュ(\)は特殊文字です。バックスラッシュの次にある文字は、そのとおりに読み取られます。バックスラッシュを含むデータが.csvファイルから正しくロードされるようにするには、二重バックスラッシュ(\\)を使用する必要があります。
  • 列ヘッダーは常に元の英語名で指定されます。翻訳した名前およびサービス管理者によって変更された名前は、受け入れられません。

    正しい列名を取得する最適な方法は、サンプル・トランザクションをエクスポートし、そのファイルを使用してインポート・トランザクションを入力することです。

  • インポート・ファイルの行に表示される属性名および他のメタデータは、ファイルをインポートしているユーザーのロケールに翻訳する必要があります。
トランザクションのインポート

ファイルからトランザクションをインポートするには:

  1. ホームから「照合」を選択し、自分が策定者である「オープン(策定者)」ステータスの照合を選択します。「照合」アクション・ダイアログは管理者、パワー・ユーザーおよびユーザーが使用できます。

    注:

    「ワークリスト」から、または(サービス管理者およびパワー・ユーザーの場合)「期間」の「アクション」メニューから、「事前マップ済データのインポート」オプションにアクセスすることもできます。1つの照合内で作業している間、このオプションにアクセスできます。
  2. 「アクション」「事前マップ済データのインポート」「事前マップ済トランザクションのインポート」の順に選択します。
    「事前マップ済トランザクションのインポート」ダイアログの例

    注:

    管理者はトランザクションをすべての照合に対してインポートでき、パワー・ユーザーは自分のセキュリティ・プロファイルに含まれる照合に対してインポートでき、ユーザーは「策定者」機能を割り当てられている照合に対してインポートできます。以前インポートされているトランザクションをインポートする場合、トランザクションは新しいインポートで置き換えられますが、ユーザーのセキュリティ・プロファイルに基づく範囲に制限されることに注意してください。

    トランザクションを複数の照合に同時にインポートするには、パワー・ユーザーはトランザクションのインポート先となるすべての照合にわたるセキュリティ・プロファイルを持っている必要があります。このことは、Account ReconciliationとSmart Viewを使用してトランザクションをインポートする場合に適用されます。

    注:

    トランザクションのインポート中に「すべて置換」オプションを使用すると、既存の事前マップ済トランザクションは削除されません。トランザクションがどのように作成されたかが列に示されます。

  3. 追加するトランザクションのフラット・ファイルに移動します。これは、トランザクションのフラット・ファイルの例です。

    注:

    トランザクションを1つの照合にインポートする場合、照合勘定科目IDフィールドはフラット・ファイル内に必要ありません。

    トランザクションのフラット・ファイルの例

    注:

    URLの添付がある場合、フラット・ファイルに次の列を追加する必要があります。#は数字を表します。
    • 添付名#
    • 添付タイプ#
    • 添付URL#
    • 添付ドキュメントID#
  4. トランザクションのタイプ(「残高の説明」「ソース・システムに対する調整」「サブシステムに対する調整」または「差異の説明」)を選択します。

  5. 使用可能な日付フォーマットのドロップダウン・リストから、日付フォーマットを選択します。日付フォーマットは変換されません。デフォルトで、日付フォーマットはエクスポートされたファイルの場所のロケールの日付フォーマットに設定されます。

    例:

    • MM/dd/yyyy

    • dd/MM/yyyy

    • dd-MMM-yy

    • MMM d, yyyy

  6. インポート・ファイルのファイル区切り文字を選択します(カンマやタブなど)。または、「その他」を選択して、任意の1文字を区切り文字として指定します。
  7. 「インポート」をクリックします。

事前マップ済トランザクションのインポートが即座に処理され、インポートが完了するまでユーザーはそのページから移動できません。インポートの結果は同じページに表示されます。

注:

照合コンプライアンスに対して事前マップ済トランザクションがロードされた後は、後処理アクションが実行されません。