データ・ソースの定義について

追加するデータ・ソースの数に制限はありませんが、ほとんどの照合に2つのデータ・ソースが含まれ、ソース・システムのトランザクションがサブ・システムのトランザクションと照合されます。

特定のタイプの照合(決済勘定、仮勘定、大量の経過勘定など)では、1つのデータ・ソース内での借方/貸方の照合が必要です。どちらの場合も目標は照合を生成することで、フォーマットは複数のソース・プロセスか1つのソース・プロセスかで異なります。

Note:

  • アプリケーションで作成できるデータ・ソースの最大数は750です。
  • 照合タイプ内のデータ・ソースの最大数は20です。

データ・ソースを定義する際、ソースの属性を定義します。これがインポートするデータの列です。これは、計算属性を使用して、照合の準備を整えるためにデータのエンリッチ化および正規化を行う場所でもあります。たとえば、あるテキスト・フィールドの中央からテキスト文字列を抽出し、このテキスト文字列を別の属性と照合する必要がある場合があります。あるいは、照合が可能なように様々なテキスト値を正規化された値に変換する必要がある場合があります。計算属性のライブラリは、データのエンリッチメントおよび正規化に使用され、これによって自動照合エンジンを使用して最多数の照合を達成できます。

Note:

各データ・ソースに対して、最低2つ(「金額」および「日付」)のフィールドを設定する必要があります。「金額」属性は、ソースまたはサブシステムのトランザクション額を表すために必要で、データ・ソース定義で調整金額として定義されます。「金額」は常に「数値」タイプとして設定する必要があります。日付 属性は、トランザクションが反映される会計期間を決定する会計日付を表すために必要です。金額および日付の属性は期末の計算の実行に使用されるため、各トランザクションに移入される必要があります。

管理者は、特定のデータ・ソースに対するトランザクションの削除をユーザーに許可することもできます。これは、「トランザクションの削除を許可」チェックボックスを有効にして行います。この機能は、トランザクションがすでにロードされているかどうかに関係なく、特定のデータ・ソースに対して有効にすることができる点に注意してください。トランザクションの削除の詳細は、トランザクションの削除を参照してください。

管理者は、データ・ソース属性ごとにトランザクションの編集機能を有効にして、この機能の実行をユーザーに許可することもできます。トランザクションの編集の詳細は、トランザクションの編集を参照してください。

例: 2つのデータ・ソースがある照合タイプ

買掛金と売掛金という2個のデータ・ソースがあり、買掛金データ・ソースにデータ・ソース属性があることを示した照合タイプの例を次に示します。AP_DDATEという、必須の日付属性が作成されていることに注意してください。また、AP AMTという調整属性も作成されています。


照合タイプ・データ・ソースの編集