照合コンプライアンスでのトランザクションの管理方法を設計します。
トランザクションの構成の一部として、次のことができます:
この構成は照合コンプライアンス・トランザクションで使用されます(トランザクション照合ベースの方法を使用するフォーマットの場合でも)。
フォーマットの作成ダイアログおよび「フォーマットの編集」ダイアログの「プロパティ」タブに、トランザクションを構成するための一連のタブが表示されます。これらのタブの数および名前は、フォーマットで使用される方法によって異なります。「残高のサマリー」タブはすべてのフォーマットに対して表示されます。残りのタブの名前は使用されるフォーマットによって異なりますが、次のセクションが含まれています: トランザクションの詳細、アクション・プランおよびルール。
Note:
トランザクションの構成は、「トランザクション照合のみ」方法を使用するフォーマットには適用されません。残高のサマリー
「ラベル」列を使用して、残高属性にわかりやすい名前を割り当てます。これらのラベルは、照合の「残高のサマリー」セクションに表示されます。照合から属性を除外するには、「非表示」を選択します。たとえば、サブシステムが銀行の残高を表すとします。銀行の残高を調整することはできないため、「サブシステムに対する調整」を非表示にして、ユーザーがこれらのタイプのトランザクションを追加することを防止できます。
Note:
列を非表示にするために選択するとき、計算が列に含まれているため、サブシステム側の全体を非表示にしないでください。または、勘定科目分析ベースのフォーマットが、かわりに使用される「説明なし差異」である必要があります。トランザクションの詳細
システム管理者は、「償却/増価を可能にする」オプションを使用して、ユーザーがトランザクションを償却できるかどうかを制御できます。つまり、ユーザーはかわりに、GLに正しく転記し、翌月に「残高の説明」タブでのみ償却します。このオプションは、「差異分析」方法を使用するフォーマットには使用できません。
デフォルトでは、次の属性が使用可能です: 概略、トランザクション日、クローズ日および長い説明。追加の属性が必要な場合は、「追加」をクリックして属性を作成します。これらの属性は通常、調整に使用され、Oracle ERP Cloudなどのターゲット・システムに転記できます。たとえば、Account Reconciliationをエンタープライズ仕訳と統合して属性をマップする場合、エンタープライズ仕訳はこれらの属性を選択して仕訳を作成し、その仕訳をOracle ERP Cloudに転記します。
指定したフィルタ条件に基づいて属性へのアクセス権を制限することもできます。属性を選択し、「編集」をクリックし、「ルール」タブを使用して役割ベースのアクセス権を指定します。たとえば、「クローズ日」について、「ルール」タブに移動し、レビュー担当者に「編集を許可」アクセス権を指定する「属性アクセスの設定」ルールを追加します。ルールの作成時にフィルタ条件を追加することもできます。
アクション・プラン
「アクション・プランの表示」を選択して、アクション・プランの使用を有効にします。デフォルトのアクション・プランのセットがあり、独自のプランを追加できます。
通常、アクション・プランは調整に対して作成されます。それらを使用して、Oracle ERP Cloudなど、他のシステムへのAccount Reconciliation照合データの転記を管理できます。
ルール
ルールを作成して、このタブで作成された調整または説明の動作を管理できます。使用可能なルールは次のとおりです:
これらのタブを使用して、照合コンプライアンス・トランザクションのルールのみを定義できることに注意してください。これらのルールはフォーマットに表示されます。フォーマットの作成ダイアログまたは「フォーマットの編集」ダイアログの「ルール」タブを使用して作成されたルールは、照合に適用され、ロック記号とともにプロファイルに表示されます。
ルールの詳細は、自動照合およびルールの優先順位を参照してください。
構成済トランザクションおよび照合のサマリー・ダイアログ
照合コンプライアンス・トランザクションに指定された設計が、このフォーマットを使用する照合の照合のサマリー・ダイアログで使用されます。
「残高のサマリー」タブで指定されたラベルは、照合のサマリー・ダイアログの「サマリー」タブで使用されます。
同様に、フォーマットの調整または説明タブで定義された属性は、照合のサマリー・ダイアログの対応するタブに表示されます。