カスタム・キャプションのローカライズ

クラシック・カタログ・オブジェクトのカスタム・キャプションとデータ・ビジュアライゼーションのワークブック・キャプションをローカライズできます。

トピック:

Data Visualizationワークブックのキャプションのローカライズ

データ・ビジュアライゼーションのカスタム・ワークブック・キャプションの名前をローカライズできます。たとえば、カスタマイズされたワークブック名をスペイン語とフランス語にローカライズすることができます。

Oracle Analyticsでは、どのような言語がサポートされていますか。を参照してください

データ・ビジュアライゼーションのワークブック・キャプションの名前をローカライズするには、データ・ビジュアライゼーションのワークブックのキャプションをファイルにエクスポートし、キャプションを翻訳し、翻訳されたキャプションをワークブックにアップロードしなおします。キャプションのエクスポート元と同じOracle Analytics環境に翻訳をアップロードする必要があります。

別のOracle Analytics環境にローカリゼーションを移行する場合は、ワークブック・キャプションをスナップショットにエクスポートしてから、スナップショットをターゲット環境にインポートします。キャプションの翻訳はスナップショットに含まれます。

ワークブック・キャプションのエクスポート

ワークブックのキャプションをエクスポートして翻訳できます。

  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」 ナビゲータの表示に使用される「ナビゲータ」アイコンをクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 「ワークブックの翻訳」をクリックします。
  3. 「エクスポート」タブをクリックします。
  4. 「共有フォルダ」を展開し、ローカライズするビジュアライゼーションのワークブック・キャプション・ファイルを含むフォルダ(\Shared Folders\OAC_DV_SampleWorkbookなど)を選択します。
  5. 「エクスポート」をクリックし、エクスポートされたcaptions.zipファイル(ローカライズ対象の.JSファイルを含む)をダウンロードし、ブラウザのダウンロード・フォルダに保存します。

ワークブック・キャプションのローカライズ

データ・ビジュアライゼーションのワークブック・キャプションをエクスポートした後で、サポートされている各言語の言語固有JSキャプション・ファイルを含むcaptions.zipファイルをローカライズ・チームに配布できます。たとえば、フランス語のキャプション・ファイルをローカライズする場合は、更新するファイルの名前が@/Shared/DataVizWorkbookFolderNameExample/WorkbookNameExample/NLS/fr/captions.jsのようになります。

あなたとローカライズ・チームは、翻訳済テキスト文字列内のエラーの解決について責任を負います。オブジェクトが追加、削除または変更されるたびにワークブックのコンテンツが更新される点を考慮してください。

  1. エクスポートしたワークブック・キャプションのZIPファイルを参照し、更新しようとする言語固有のJSファイルを抽出します。
  2. 抽出した言語固有のJSファイルを編集のために開きます。
  3. 翻訳された名前を該当するキャプション要素に入力して、既存のテキスト文字列を置き換えます。
    たとえば、Sales performance by product categoryという名前のビジュアライゼーション・タイトル・キャプションをCanvas 2に作成していた場合、この英語テキストを編集してフランス語訳Performance des ventes par categorie de produitsで置き換えます。

    翻訳前のフランス語captions.jsファイル:
    GUID-16BB9AD6-E590-4136-90CB-3CB5B5442C1B-default.pngの説明が続きます
    .pngの説明

    翻訳後のフランス語captions.jsファイル:
    GUID-8864B905-2C06-43F3-9D04-45906983B8F3-default.pngの説明が続きます
    .pngの説明

  4. 更新した言語固有JSファイルを保存し、エクスポートした翻訳済キャプションのZIPファイルに追加します。
  5. オプション: この方法を使用して、ローカライズされたクラシック・カタログ・キャプションの.XMLファイルをインポートすることもできます。翻訳済の.XMLファイルを、エクスポートされた翻訳済キャプションのZIPファイルの最上位ディレクトリの下に追加し、インポートできるように一緒に圧縮します。
    例:
    • ar/_shared_Common_captions.xml
    • cs/_shared_Common_captions.xml
    • ...
    • zh-TW/_shared_Common_captions.xml

ローカライズされたワークブック・キャプションのインポート

ビジュアライゼーションのワークブック・キャプションを必要な言語でローカライズした後、翻訳済のZIPファイルをワークブック・キャプションのエクスポート元と同じOracle Analytics環境にアップロードすることで、その言語をデプロイします。

  1. Oracle Analyticsのホーム・ページで、「ナビゲータ」 ナビゲータの表示に使用される「ナビゲータ」アイコンをクリックし、「コンソール」をクリックします。
  2. 「ワークブックの翻訳」をクリックし、「インポート」タブをクリックします。
  3. 「ファイルを選択するか、ここにドロップします」をクリックし、インポートしようとする翻訳済JSファイルを含むZIPファイルを参照するか、ドラッグ・アンド・ドロップします。
  4. 「インポート」をクリックします。
必要な言語に対して正しいキャプション・ファイルを使用するように適切に構成されたOracle Analyticsによって、翻訳された言語固有のテキスト文字列がブラウザに表示されます。

カタログ・キャプションのローカライズ

ユーザーがカタログで作成したクラシック・レポート・オブジェクトの名前をローカライズできます。クラシック・オブジェクト名はキャプションとも呼ばれます。クラシック・オブジェクト名をローカライズしても、ワークブックのカスタム・キャプションは変更されません。

Oracle Analyticsでは、どのような言語がサポートされていますか。を参照してください。

クラシック・コンテンツのキャプションをローカライズするには、カタログからファイルにキャプションをエクスポートし、キャプションを翻訳し、ローカライズされたキャプションをカタログにアップロードしなおします。キャプションのエクスポート元と同じOracle Analytics環境に翻訳をアップロードする必要があります。

たとえば、会社のブラウザ設定でスペイン語ではなくアルゼンチン・スペイン語が使用されている場合、言語をアルゼンチン・スペイン語に設定して現在の言語設定をオーバーライドできます。

別のOracle Analytics環境にローカリゼーションを移行する場合は、カタログをスナップショットにエクスポートしてから、スナップショットをターゲット環境にインポートします。キャプションの翻訳はスナップショットに含まれます。

キャプションをカタログからエクスポート

次の手順では、カタログのテキスト文字列をエクスポートする方法について説明します。

  1. クラシック・ホーム・ページで、ユーザー・プロファイル・アイコン、「管理」の順にクリックします。
  2. 「カタログ・キャプションの管理」領域で、「キャプションのエクスポート」をクリックします。
  3. 「参照」をクリックして「カタログ・ブラウザ」を表示し、ローカライズするファイルを含むフォルダを選択してから「OK」をクリックします。
    たとえば、\Shared Folders\Sample Reportを選択できます。
  4. 「キャプションのエクスポート」ダイアログで、「OK」をクリックして、ローカル領域にXMLファイルをダウンロードして保存します。
    たとえば、ファイル\Shared Folders\Sample Reportを選択した場合は、_shared_Sample Report_captions.xmlというファイルをローカルに保存します。

キャプションのローカライズ

キャプションをXMLファイルにエクスポートした後、このXMLファイルをローカライズ・チームに配信します。たとえば、ダウンロードする際に「カスタム」フォルダを選択した場合は、_shared_Custom_captions.xmlというファイルを配信します。

あなたとローカライズ・チームは、翻訳済テキスト文字列内のエラーの解決について責任を負います。オブジェクトが追加、削除または変更されるたびにカタログのコンテンツが更新される点を考慮してください。

最初の画像は、エクスポートしたキャプションの翻訳前のXMLファイルから抽出したものを示しています。ファイル名はmyfoldercaptions.xmlです。2つ目の画像は、翻訳後のファイルから抽出したものを示しています。ファイル名はmyfoldercaptions_fr.xmlです。

ローカライズしたキャプションをカタログにアップロード

キャプションを必要な言語でローカライズした後、翻訳済のXMLファイルをキャプションのエクスポート元と同じOracle Analytics環境にアップロードすることで、その言語をデプロイします。言語ごとに次の手順を実行します。

  1. クラシック・ホーム・ページで、ユーザー・プロファイル・アイコン、「管理」の順にクリックします。
  2. 「カタログ・キャプションの管理」領域で、「キャプションのインポート」をクリックします。
  3. 「参照」をクリックし、ローカライズ済のXMLファイルに移動して選択し、「OK」をクリックします。
  4. 「言語の選択」オプションを使用してローカライズ先の言語を選択し、「OK」をクリックします。
    インポート済XMLファイルは選択された言語のMsgDbフォルダにコピーされます。